楽天モバイルがオリジナルブランド製品として開発しているRakuten BIG s(3917JR)がGeekbenchに登場しました。
Yulong 3917JRの名称で計測され、主なスペックとしてAndroid 10+RAM 6GBです。
Yulongは中国企業の宇龍を表しており、主に中国市場やアメリカ市場でCoolpadブランドの製品を発表しています。Geekbench 4.2.2と古いバージョンで計測(最新バージョンはGeekbench 5.2.5/5.3.0)され、シングルコア性能が2,853点、マルチコア性能は7,678点となっています。
マザーボード欄にはlitoの表示があるので、Snapdragon 768G 5G、Snapdragon 765G 5G、Snapdragon 765 5G、Snapdragon 750G 5G、Snapdragon 690 5Gが当てはまりますが、識別子が2052なので、Cortex-A77を採用しているSnapdragon 750G 5GとSnapdragon 690 5Gは除外されます。
更に、どのSoCを搭載しているのか確定するために開発者コードを利用して詳しく見ると、CPUは1+1+6のオクタコア構成で周波数は2.4GHz+2.2GHz+1.8GHz、GPUはAdreno 620を採用しているため、Snapdragon 765G 5Gを搭載していることが明らかになりました。
ちなみにBuildは“QKQ1.200830.002"でBuild Tagは“test-keys"となっているため、安定版を表す“release-keys"ではないのでまだまだ開発途中となります。
Rakuten BIG sはすでに発表しているRakuten BIGの後継もしくはマイナーチェンジモデルとして発表される予定ですが、Rakuten BIGの製品特徴は「(FeliCa搭載製品における)世界初のフロントカメラ内蔵ディスプレイを搭載した製品」なので、Rakuten BIG sは何を特徴とした製品になるのか非常に楽しみです。
また、開発はYulongが行うことがGeekbenchから明らかになっていますが、日本の著名サイトblog of mobile(外部サイト)によりますと、今までにYulongが日本市場で製品を発表(納入)した実績がないため、このRakuten BIG sがYunlog製品初の日本市場投入製品となる見込みです。