Qualcommが先日ミドルハイモデル市場向けに発表したQualcomm Snapdragon 768G 5GのGPUの周波数が明らかになりました。QualcommはGPUの周波数を公開しない企業で、初搭載機のRedmi K30 5G 極速版を扱っているXiaomiは公開する傾向にありますが、京東での限定販売が影響しているのか公式サイトでのスペックを公開していないため、残念ながら発表してからも周波数が明らかになっていませんでした。
しかし今回、Redmi K30 5G 極速版を購入しログを取得した人がGPUの周波数を明らかにしました。
Snapdragon 768G 5GのGPUの周波数は最大750MHzで、最低周波数は275MHzとなりました。同じGPUを搭載しているSnapdragon 765G 5Gは625MHz、Snapdragon 765 5Gは540MHzとなっているため大幅に周波数が向上しています。Snapdragon 768G 5GはCPUの周波数も向上しており、1xA76*(2.8GHz)+1xA76*(2.4GHz)+6xA55(1.8GHz)となっていますが、Snapdragon 765G 5Gは1xA76*(2.4GHz)+1xA76*(2.2GHz)+6xA55(1.8GHz)、Snapdragon 765 5Gは1xA76*(2.3GHz)+1xA76*(2.2GHz)+6xA55(1.8GHz)となっています。
そのため、Snapdragon 768G 5GはSnapdragon 765G 5GとSnapdragon 765 5GからCPUとGPUの周波数が向上したモデルということになります。
初搭載機のRedmi K30 5G 極速版は6GB+128GBモデルが1999元(約30,000円)で、5月14日に販売予定です。