QualcommがTSMC製造のSnapdragon 8 Gen 2を準備中か

QualcommがTSMC製造のSnapdragon 8 Gen 2を準備中か

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Qualcommは2021年12月にSamsung 4nmで製造されたSnapdragon 8 Gen 1(SM8450)を発表し様々な企業へ供給していますが、歩留まりの低さや過度の発熱問題を受けてTSMC N4で製造されたSnapdragon 8 Gen 2(SM8475)を計画していると伝えられています。

 

業界人の@手机晶片達人氏は、QualcommはTSMCでSnapdragon 8 Gen 2を4月に製造を開始し5-6月に量産し出荷すると明らかにしました。同氏はTSMCへの移行理由としてTSMC N4製造のMediaTek Dimensity 9000の存在が大きいとしています。

 

また、Snapdragon 8 Gen 2の製造数はSamsungで製造しているSnapdragon 8 Gen 1や同技術で製造のDimensity 9000よりも遥かに多く、TSMCにおける製造量基準の主要な顧客としてQualcommが2位、AMDが3位、MediaTekが4位になるとしています。1位はみなさんが想像している企業で間違いなく、A15 BionicやM1 Proなどを採用しているAppleです。

 

過去の例を見るとTSMCの方が技術力が高いので移行は歓迎しますが、Snapdragon 8 Gen 1の命名規則は「Snapdragon+1桁のシリーズ+世代+世代番号」なので同年に製造される製品がSnapdragon 8 Gen 2になるのは違和感があります。最終的な名称がどの様になるのか不明ですが、Samsung版とTSMC版で性能差があった場合はなかなかの騒ぎになるかもしれません。

 

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