Qualcomm ChinaはMeizuの創始者、CEO兼董事長の黄章(Jack Wong)氏にインタビューを行い、その内容を公開しました。
Qualcomm ChinaはMeizuがSnapdragon 855 Plusを搭載したMeizu 16s Pro、Snapdragon 855を搭載したMeizu 16Tに触れ、2019年はSnapdragon 6 SeriesとSnapdragon 8 Seriesを採用したことで多くの人々に当てはまる製品をリリースできていると話し、Qualcomm Snapdragonモバイルプラットフォームのどの機能がMeizuにとって最も有利だったか質問を行いました。
黄章氏は、Snapdragonモバイルプラットフォームはパフォーマンス、消費電力、ネットワーク、互換性などの点で優れた世界有数のソリューションであると回答。ただ、それと同時にAndroid OSをベースとしたFlyme 8と組み合わせることで、Meizu製スマートフォンの全体的なパフォーマンスと包括的なエクスペリエンスが向上し、常に理想の状態に近づいているとアピールしました。
Qualcomm Chinaによって2020年春に5G通信に対応したMeizu初の製品となるMeizu 17に触れられ、何か発信できる新たな情報はあるかと聞かれると黄章氏は、Meizuは2020年に17周年を迎えるので名称がMeizu 17になると回答。更にSnapdragon 865 5Gを採用し、パフォーマンスとネットワークエクスペリエンスを総合すると絶対的なフラッグシップモデルになると話し、更には素材、ディスプレイ、ユーザーエクスペリエンスに新たなイノベーションが生まれ、Meizu 17シリーズは間違いなく素晴らしい製品になるとアピールしています。
この他展望としてミドルハイからフラッグシップ市場に注力することでコストパフォーマンスを過度に追求すること無く、販売台数に固執せずにブランドの長期的な成長を狙っていくと発言しています。更に、5G通信の普及によってMeizuの祖とも言えるオーディオでは更に成長を見せる可能性があると話しています。
競合他社のHuawei、Honor、OPPO、vivo、Xiaomiとは大きく引き離されているMeizuですが、来る5G市場に向けて社員一同が懸命に努力を行っているようです。そして、徐々に縮小を図っていることが明らかになっているため倒産間近とも叫ばれた時もありましたが、黄章氏はまだ大丈夫であると話しています。