サムスン電子は新製品としてGalaxy S23シリーズを発表し、前作のGalaxy S22シリーズとして10%以上の成長を望んでいることが明らかになりました。また、下半期に発表する予定のフォルダブル製品も前作比で2桁の販売成長を期待しているようです。
サムスン電子のMX事業部社長のノ・テムン氏は、アメリカ合衆国のサンフランシスコで開催したGalaxy Unpacked 2023を終えた後、記者懇談会で「Galaxy S、Galaxy Zシリーズは全世界の年間販売量が昨年比それぞれ2桁成長するだろう」とし「Galaxy S23シリーズは10%以上、2桁の販売成長という目標を持っている」と話しました。
Galaxy S22シリーズはSnapdragon 8 Gen 1とExynos 2200を搭載していましたが、これらSoCは過度な発熱が起きやすく、また、Exynos 2200はSnapdragon 8 Gen 1と比較して様々な部分が劣っていることが判明し、製品としての出来は過去に類を見ないものになりましたが、SoCによってさまざまな部分で不満が出るような製品になってしまいました。
Galaxy S23シリーズはすでにXiaomi 13やOnePlus 11などが搭載し、評判の良いSnapdragon 8 Gen 2をGalaxy向けにいくつか性能を向上させたSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyをすべての市場で搭載しており、市場によって性能が異なることもなくなったため、いつも不利益を被ってきたヨーロッパ市場で大きな注目を集めています。そういったこともあってか、販売が好調になるのではないかと見ているのでしょう。
Galaxy S23シリーズはGalaxy S23、Galaxy S23+、Galaxy S23 Ultraの3製品で構成されており、最速で2023年2月17日に販売が開始されます。日本市場での販売は確実ですが、いつ発表・販売されるのか不明で、もう少し待つ必要がありますが、これらの製品も当然Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを搭載しているので、世界中の人々と同じ体験を共有することができます。
ちなみに、Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxyはサムスン電子が製造するのではないかと噂が流れた時期もありましたが、現時点での最新の情報によると、通常版と同じくTSMCで製造されているようで、基本的にはオーバークロック版となっています。