4月13日に発表され、4月23日に販売された2016年度のProシリーズスマートフォン、Meizu Pro 6がついに手元に届きましたので、フォトレビューを行いと思います。
Meizu Pro 6は前モデルのMeizu Pro 5から画面サイズを縮小、SAMSUNG製SoCから3D処理の弱いMediaTek製SoCを搭載、外部SDカードに非対応と言った劣化版といったことが目立つスマートフォンです。
しかし、3D Touchに対応したり、Meizu Pro 5ではカバーしきれなかった中国電信のネットワークに対応したり、リングフラッシュを10個に増やすことでカメラ性能をあげ、成長が見える部分もあります。
後継機と名乗るには惜しいスマートフォンですが、2016年度の高スペックスマートフォンとして名乗るには十分すぎる性能を持っていると思います。
一部記事ではExynos 8890を搭載したMeizu Pro 6の噂が流れましたが、公式が否定しております。
Meizu初のbluetoothイヤホンのEP-51をレビューした記事もあります。
こちらは4000円で入手できるのでおすすめです。
それでは開封をしたいと思います。
開封
今回注文した際に「未開封でお願いします」とコンタクトを送ってみたら、未開封で送ってくれました。
珍しいショップもあるもんですね。
前モデルのMeizu Pro 5と同じ黒色の箱に入っております。
前面には「PRO 6」と書かれた非常に高級感のある箱です。
Meizu Pro 5の箱と比較してみます。
一回り小さくなっています。5.7インチから5.2インチに縮小されているので、箱も小さくすることでその小ささをアピールしているように感じます。
箱に書かれている「PRO 5」と「PRO 6」には微妙に違いがあり、PRO 5は掘った所に銀色で書かれているといった感じなのですが、RPO 6では掘った所に少し出っ張るように書かれております。
パット見では気づきにくいですが、触ると全く違うのがわかります。
もちろん購入したのは、全网通公開版となるM570Qです。
末尾のアルファベット"Q"が中国移動・中国聯通・中国電信のネットワーク全てに対応したスマートフォンという証明になります。
M570という型番は2015年度の型番方式になっております。
ReaMEIZUではMeizu Pro 6 = Meizu Pro 5 miniではないかと疑っております。気になる方は以下の記事をご覧ください。
開封。
綺麗に収納されております。非常にコンパクトで「小型化しているんだな」というのが開封すると更に感じます。
付属品は、SIMピン、説明書(保証書)、USBケーブル、電源アダプターです。
付属しているUSBケーブルは、USB Type-Cです。
このケーブル自体は特別なケーブルではないので、サードパーティ製のUSB Type-Cケーブルを使用することが出来ます。
Meizu Pro 6とご対面。
今まで5.7インチのMeizu Pro 5とiPhone 6s Plusを使用していたため、非常に小さく感じます。
正面上部は、中国ではベイマックスと揶揄される作りになっております。
LeTV(現LeEco)の専売特許ばりに有名なものですが、2016年になってから数々の企業がこの形を採用しました。
左右対称になっているこの作り、非常に可愛いです。
最初にベイマックスと言った人に拍手を送りたいです。
筐体上部にはマイクが配置されております。
右部にはボリュームボタンと電源ボタンが配置されております。
個人的に電源ボタンが下で、ボリュームボタンが上部にあるほうが使いやすいと思っております。
下部は左から、イヤホンジャック、マイク、USBポート、スピーカーとなっております。
Meizu Pro 6では今まで上部に配置されていたイヤホンジャックを下部に配置しました。
これが吉と出るか凶と出るかは今のところわかりません。
左部にはSIMを挿入するところがあります。
今となっては普通のSIMピンを使用して挿入する形式を採用しております。
Meizu Pro 6は外部SDカードに非対応です。
32GBか64GBまでしか保存することが出来ません。
Meizu Pro 5からの劣化部分ですね。
2116万画素のカメラと10個のリングフラッシュです。
Meizu Pro 6の特徴とも言える部分が集約されております。
カメラのレビューはまたいづれしたいと思っておりますので、少々お待ちください。
背面には通信の安定化を図るDラインを確認できます。
リーク当初はiPhone 7と疑われていましたね。
重量は163g。
公称より3g重いです。
以前のスマートフォンと比較
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Meizu Pro 5
前モデルとなるMeizu Pro 5との比較です。
やはり、小さくなったという印象が大きいですね。
ボタンの押し心地は、Meizu Pro 5がカポカポと言った感じに対し、Meizu Pro 6はカチカチといった感じです。
Meizu Pro 6のほうが押した心地はいいですが、カチカチとなる分、故障が早いのではないかと思ってしまいます。
個人的に大きな違いだと思っているのは、カメラの出っ張りです。
Meizu Pro 5やMeizu MX5ではカメラが出っ張っており、机においた時にカメラレンズが傷ついてしまう恐れがあったのですが、Meizu Pro 6ではカメラの出っ張りがだいぶ解消されており、普通においても傷はつかないと思います。
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Meizu MX5
2015年度のMXシリーズスマートフォン、Meizu MX5との比較です。
Meizu MX5は5.5インチに対して、Meizu Pro 6は5.2インチなのでやはり小さいです。
上部のベイマックスによってぱっと見ただけで違いがわかりますね。
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Meizu MX4 Pro
2014年度の真のMXシリーズ、Meizu MX4 Proとの比較です。Proシリーズスマートフォンの原点ですね。
こちらも5.5インチのディスプレイなのでMX5と同じく小さく感じます。
ホームボタンの形の違いでぱっと見分けがつきますね。
分厚さは全然違います。
洗練されていっているのが非常によくわかりますね。
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Meizu MX3
2013年度のMXシリーズスマートフォン、Meizu MX3との比較です。
Meizu MX3が15:9の5.1インチディスプレイですので太く感じます。
縦長になった分、持ちやすさが格段に上がっております。
こちらも分厚さが全然違います。
Meizu MX3の方が丸みを帯びているのがわかると思います。
手にフィットするのは丸みを帯びている方ですが、デザインが秀逸なのはMeizu Pro 6の方ですね。
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どばぁ
左からMeizu Pro 6、Meizu Pro 5、Meizu MX5、Meizu MX4 Pro、Meizu MX3です。
発表当日は特に進化していないと思ったりするのですが、改めて比較してみるとデザインが全く違いますね。
Meizu MX4 Proからフラッグシップモデルでプラスチックの採用が控えられております。今現在プラスチックが採用されているのは、Meizu m3(mini)、Meizu m2(mini)、Meizu m2 note、Meizu m1(mini)、Meizu m1 noteです。
Meizu m3 noteはメタルボディになっております。
まとめ
ぱっと触った感じで違いにいっぱい気付くことが出来ました。
上部のベイマックス、通信の安定化を図るDライン、イヤホンジャックの位置の変更、カメラの出っ張り、10個のリングフラッシュと進化が感じられます。
今の時代に外部SDカードに非対応というのは非常に珍しいので、この重大な欠点にどれだけ立ち向かえるかというのがMeizu Pro 6の勝負だと思います。
ソフトウェアレビュー、カメラレビューは今後しますので少々お待ちください。