2023年3月に発表されたOPPO Find X6 Proが、1月に発表されたOnePlus 11と同じガバナー(Governor)を採用していることがわかりました。
ガバナーはCPUの動作を調整および制限したりするもので、調整によってはすべての環境でフルパワーで動作させたり、あるいはすべての環境で最低の性能で動作させたりすることが可能になります。CPUの性能に直結する部分なので独自のものを採用しているのは注目すべき点です。
中国市場向けのOPPO Find X6 Pro (PGEM10)のGeekbench 6の計測結果を見ると、Governorの欄にuagと記載されています。この製品はSnapdragon 8 Gen 2を搭載しているので、通常であればwaltといったQualcommが開発したガバナーを採用しているはずですが、OPPO Find X6 Proは異なった表記があります。
このuagが独自のガバナーとなり、OPPOがSnapdragon 8 Gen 2を独自に調整していることを意味します。この文字列は何かの頭文字から取っていると思われますが、現状は何を意味しているのか不明なので、OPPO Find X6 Proが独自のガバナーを採用していると理解するだけで十分です。
ちなみに、同じくOPPOの製品のOnePlus 11もuagという独自のガバナーを採用しており、OPPOのSnapdragon 8 Gen 2を搭載した製品が共通して採用しています。そのため、今後発表される製品も同じくuagを採用する可能性が高く、開発中とされるフォルダブル製品のOPPO Find N3も同様の調整が施されるものと思います。