OnePlusの共同創業者のカール・ペイ (Carl Pei)氏が立ち上げたNothingは確かな美学に基づいてさまざまな製品を発表しており、その中のひとつのNothing Phone (1)が1年間で75万台を販売していたと明らかになりました。
この情報はNothing in Europeの共同創設者兼メインマネージャーのデイヴィット・サンマーティン (David Sanmartin)氏がスペインメディアのAndro4allにインタビューに応じたことで明らかになりました。
同氏はNothing Phone (1)が1年間で、約150万台を売り上げた初代iPhoneの半数となる75万台を売り上げたことに成功したと回答しました。ちなみに、「Androidの父」ことアンディ・ルービン (Andy Rubin)氏が立ち上げたEssentialの最初の製品のEssential Phone (PH-1)は10万台をわずかに超える程度とされていますので、Nothing Phone (1)は同社の明るい未来を構築することに成功したと考えているようです。
また、Nothing Phone (1)はiPhoneからの乗り換えがかなり多かったとし、日本と韓国を含むほとんどの主要市場では平均の3倍から4倍であったと明らかにしました。また、Nothing Phone (1)は他のAndroid搭載製品と比較してZ世代からの注目を浴びており、この傾向は若い世代が創造的な製品を切望していることを示唆していると分析しています。
NothingはNothing Phone (1)の後継製品となるNothing Phone (2)の開発を行っており、同氏はいくつの情報を共有しました。開発には400人以上が関わり、この数はNothing Phone (1)の2倍になっているようです。特にソフトウェアはNothing Phone (1)ではわずか10人が内部で開発を行い、ほとんどの部分を外部に委託していましたが、今回は100人以上のソフトウェアエンジニアチームを構成して完全に自社で開発を行っていると明らかにしました。
Nothing Phone (2)のスペックに関しては現在発表されている以上の情報は提供できないとしており、OSはAndroid 13ベースのNothing OS 2.0、ディスプレイサイズは6.7インチ、SoCは3.00GHz版のSnapdragon 8+ Gen 1、バッテリー容量はNothing Phone (1)の4500mAhよりも多い4700mAhとなっています。