OnePlus共同創業者のカール・ペイ (Carl Pei)氏が独立後に立ち上げたNothing社として初めての携帯電話となるNothing Phone (1)にNothing OS 2.0がリリースされました。
Nothing Phone (1)は2022年7月に発表、同年8月に日本市場で販売されたミドルレンジ帯の製品で、QualcommのSnapdragon 778G 5Gを搭載しています。この製品の大きな特徴は背面に採用したGlyph Interface (グリフ・インターフェイス)で、画面のある前面ではなく背面を上に向けておくことで無駄に携帯電話に触れる時間を減らすことが出来ます。
今回のNothing Phone (1)向けNothing OS 2.0は2023年8月29日に配信されており、順次OTAにてお手持ちのデバイスで更新できる予定です。特殊な方法を用いるとアップデートすることも可能ですが、素直にOTAが降ってくるまで待ったほうがいいと思います。
Nothingが提供したNothing OS 2.0の改善点、および新機能は以下のとおりです。
ホーム画面のカスタマイズが可能に
- Nothingの個性を前面に打ち出した、新しいビジュアルアイデンティティにアップグレード。
- アイコンラベルを隠すオプションをサポートし、ランチャー・グリッドのレイアウトを更新。
- レイアウトやカバーの変更など、フォルダをカスタマイズする選択肢がさらに豊富に。
Nothingウィジェット
- 以下のウィジェットのデザインを更新しました:時計、天気、クイック表示。
- 新しくなったクイック設定ウィジェットから、さらに手際よくスマートフォンが設定できます。
- ウィジェットが、ロック画面やアンビエント表示 (AOD)から利用可能になりました。
Glyph Interface
- 大事な通知を見逃さない新機能、Essential Glyph Notification。特定のアプリや連絡先をあらかじめ設定しておくと、スマートフォンやロックを解除するまでGlyph Interfaceがライトで点滅します。これまで逃してきた大事な通知も、これからは点滅するライトを見るだけで伝わります。
- Glyphがトーチとして使えます。トーチのクイック設定がタイルを長押しすると、Glyph Interface全体がライトアップします。
アプリの新機能
- クローンアプリを使えば、ログアウトすることなく同じアプリを複数のアカウントで操作できます。
- アプリロック機能は、アプリを開けようとしても堅牢なセキュリティでアクセスをロックします。
その他の改善点
- 輝度の自動調整機能の強化。
- 基本機能をいくつも強化し、Phone (1)をさらに使いやすくなるように最適化しました。
アップデート方法は、設定 -> システム -> システムアップデートに進むと行えます。