クラウドファウンディングサイトのIndiegogoにて行われていた、世界初のHoleless Phoneとして発表されたMeizu Zeroの開発を出資する期間が終了しました。
出資期間が1ヶ月でゴール金額が100,000米ドル(約1,120万円)に設定されていました。出資金額は即配送の2,999米ドル(約33万6,000円)と、4月以降発送の1.299米ドル(約14万5,500円)の2つです。
出資期間が終わり、最終的に募った金額は45,998米ドル(514万8,000円)で、出資者は29人という結果になりました。ゴール金額の45%です。
この様な結果に終わった大きな原因はHoleless Phoneの弊害としてeSIM限定になったことが挙げられ、多くの国と地域ではeSIMに対応していません。対応していない国でのMeizu Zeroの使用方法はWi-Fi環境下の限られた使用となり、その様な代物に14万円も払えるわけがありません。
もうひとつの理由としてHoleless Phoneを発表したのが「Meizu」であることです。中国人には沈みゆく企業、国際的に終わった企業として認識されており、その企業に大金を払うとは考えづらいです。もし、同様の製品をHuaweiが発表し、Indiegogoに出資を募った場合達成するかどうか確信は持てません。そのレベルの話なので、Meizuというブランドでは厳しかったです。
ちなみにゴールへ未到達ということで出資キャンペーンは失敗です。即配送の出資を行った人には発送されましたが、4月以降配送に出資した人に対してMeizu Zeroの発送を行うかという点については不明です。
残念ながらこれが「Meizuの現状」です。これを重く受け止め、どの様にマーケティング、どの様なサービス、どのようなサポートを行っていくのか考え直してほしいですね。