Meizu PRO 7 PlusがDxOMarkで71点を記録。3年前の機種のiPhone 6よりも低いスコアに

Meizu PRO 7 PlusがDxOMarkで71点を記録。3年前の機種のiPhone 6よりも低いスコアに

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SONY製イメージセンサーのIMX386を2つ搭載したデュアルカメラのMeizu PRO 7 Plusが、米国のカメラセンサーやレンズの性能の評価機関「DxOMark」のモバイル部門で71点を記録しました。

2年前に発表されたSAMSUNG Galaxy S6 Edgeが82点、3年前に発表されたApple iPhone 6が73点なので、それらよりも低いスコアとなっています。

 

テストしたファームウェアのバージョンはFlyme 6.1.2.0G Stableとなっています。

DxOMarkはスコアの算出方法を変更しており、新しい評価基準は、解像度と画像の詳細に焦点を当てて、ノイズ、色表現、ズーム、屋内、屋外、ラボ環境、イメージアーティファクトを加味してスコアが算出されています。

 

写真のスコアが74点で、露出、色、オートフォーカス、フラッシュ、ノイズがうまく表現されていて、多くの基本的な機能を備えているとのこと。

しかし、画像が破損していて的確に読み込めなかったり、異常に低い解像度で撮影された写真があったり、スマートフォンとしての問題を大きく抱えているとのこと。

ビデオのスコアが65点と異様に低く、標準的な撮影では心地の良い色、ホワイトバランスが的確に表現され、露出はバランスが取れていてよいのですが、コンストラストの高い撮影をする時は動画、静止画共にダイナミックレンジが制限され、暗い場所で撮影されたビデオは露出不足になります。オートフォーカスのパフォーマンスは良いのですが、撮影中には一貫性がなく、静止しているときには有効だが、動く場合は駄目だとのこと。

 

写真の良い所は、ほぼ正確な露出、ほぼ正確なホワイトバランス、低照度での的確なノイズ軽減、ポートレートモードでのフラッシュとなっています。

一方で悪い所は、画像が破損することがある、ダイナミックレンジが限定的、フレーム間で時折非常に目立つ鮮明度の不一致となっています。

ビデオの良い所は、明るい条件であれば正確な露出、低照度での的確な露出、屋外では明るい快適な色表現、ホワイトバランスの適応がスムーズとなっています。

一方で悪い所は、頻繁に不必要なフォーカスの連続、低照度での露出不足・ダイナミックレンジが限定的、照明が変化した時の露光変化となっています。

 

MEIZUは昔からカメラ機能に力を入れていて2016年には旧基準となりますがMeizu PRO 6sが85点を記録したりし、中国でもそれが評価されつつある中でのこのスコア。

さらにMeizu PRO 7 Plusはフラッグシップモデルとしてリリースをしていますので、より一層力を入れないといけないのにもかかわらず、この体たらくでは中国国内においても厳しい評価がくだされるでしょう。

カメラ機能が酷評されるのであればまだ納得はできますが、画像が読み込めない時があるというスマートフォンとして一番あるまじき問題を抱えていることが判明し、ただでさえ売れていないモデルなのにこの評価によってまた売れないのが加速するでしょう。

 

競合他社がQualcomm製プラットフォームのSnapdragon 835を採用する中でMEIZUはその流れに逆らってMediaTek製プロセッサーのHelio X30を搭載し、完全に負け組、衰退の道を辿っています。

一度評価されたスコアが変わることはなく、スマートフォンにおいてカメラ機能が高いのは当たり前なので、もう一度原点に戻って何をすべきか考えて欲しいですね。

 

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