MEIZUは2021年1月12日に新製品発表会(新生力量・魅族冬季新品発布会)を開催し、mblu 10(魅藍10)を発表しました。mblu 10は魅藍(Meilan)から魅藍(mblu)へ呼称変更後初の携帯電話となります。
発表会では6.62"と記載されましたが、実際には6.52"(より正確には6.517")です。発表会から数日後に記事を書いているので間違いに気づけましたが、PPTに誤りが存在するのは「嘘の発表」になるので何か処罰があるのかと戦々恐々です。
SoCは国産を称するUNISOC T310を搭載し、主な仕様はTSMC 12FFCプロセス技術、CPUは1xCortex-A75 2.0GHz+3xCortex-A55 1.82GHz、GPUはPowerVR IMG GE8300 @800MHzです。特殊な製品なので競合他社と比較できませんが、総合的な性能はHelio G35よりやや優れている程度です。
バッテリー容量は5000mAhで、最大10Wでの有線充電に対応しています。エントリー製品におけるバッテリー容量の大きさは非常に重要で、Helio G25を搭載した競合他社製品のRedmi 9Aも5000mAhです。
アウトカメラは4800万画素+200万画素+30万画素、フロントカメラは800万画素を搭載。HDRでの撮影に対応しており、エントリー製品では真っ先に経費を削減される部分ですが手堅く高画素のカメラを採用しています。
色は曜石黒・凝夜黒・星光白・遠山緑を採用。凝夜黒は4GB+64GB専用、曜石黒と遠山緑は4GB+128GBと6GB+128GB、星光白は全ての容量で展開されています。材質は強化ガラスを採用しています。
この他の仕様として赤外線対応、3.5mmイヤホンジャック搭載、Dual-SIM対応、MicroSD(最大: 256GB)対応、USB Type-C採用です。「搭載・採用していて欲しいもの」を抑えています。
OSはAndroid 11ベースのFlyme 9 liteを搭載。Meizu 18やMeizu 18s Proなどが搭載している“通常の”Flyme 9と比較して具体的に何が変更されたのか明らかにされていませんが、設計を軽量化したり削ぎ落としたりしているようなので、Android (Go edition)と似たものと解釈しています。
発表された内容をまとめると、mblu 10(魅藍10)の主な仕様はFlyme 9 lite(Android 11)、60Hz 6.52" HD+(1600x720) TFT液晶、UNISOC T310、容量は4GB/6GB+64GB/128GB、アウトカメラは4800万画素+200万画素+30万画素、インカメラは800万画素、バッテリー容量は5000mAh(10W)、重量は204gです。
通信は4G LTEに対応し、FDDはB1/B3/B5/B8、TDはB34/B38/B39/B40/B41、W-CDMAはB1/B8、CDMAはBC0、GSMはB3/B8が利用できます。対応バンドの量と価格は比例する傾向にあり、Meizu 17 ProやMeizu 18sと比較するといくつか対応バンドが削減されています。
価格は4GB+64GBが699元(約12,500円)、4GB+128GBが799元(約14,000円)、6GB+128GBが899元(約16,000円)です。発売日は案内されておらず、原因は部品の製造が様々な影響で延期していることとしています。