MediaTekが新製品として「MT6886」を開発していることが明らかになりました。また、このSoCはvivoが初採用する見込みで、同社は2022年末からさまざまなSoCを初搭載しており、今までと違って並々ならぬ勢いを感じます。
Geekbenchに記載された情報によると、vivo V2231は未発表SoCのMT6886を搭載しており、主なスペックはAndroid 13(OriginOS 3 or FuntouchOS 13)、RAM容量は8GBです。CPUは、2.80GHzを2基、2.00GHzを6基の2+6構成を採用しています。
間違いなく最新の製品として開発されている未発表の製品で、発揮された性能は、シングルコア性能が830点、マルチコア性能は2,161点です。
詳細な情報を得るために開発者コードを利用すると、CPUの識別子が3405だとわかりました。この数値はCortex-A715を表しており、必然的にこのSoCはCortex-A715とCortex-A510を組み合わせた製品とわかります。今のところ、Cortex-A715とCortex-A510で構成された製品はありません。
GPUはMali-G610 MC4で、今回判明したスペックを正しく書くと、CPUは2.80GHzのCortex-A715を2基、2.00GHzのCortex-A510を6基、GPUはMali-G610 MC4となります。おそらくですが、Cortex-A510はAArch32をサポートするRefreshed版を採用し、古いアプリが動作するようになっていると思います。
この未発表SoCがいつ発表されるのか定かではありませんが、現在は春節の期間中ですので、すぐ明日や明後日に発表されるということはないと考えています。春節が開けた頃辺りには発表されると思うので、近い将来には発表されるでしょう。