Qualcomm製フラッグシップモデル向けプラットフォームのSnapdragon 845(SDM845)がCPUの性能を計測するGeekbenchにて流出しました。
計測に使用されたスマートフォンはSAMSUNG Galaxy S9+(仮称)、Android 8.0.0 Oreo、RAM 6GBです。
スコアはシングルコア性能が2,422点、マルチコアが8,351点となりました。
従来機となるSnapdragon 835(OnePlus 5T)では1,955点と6,761点となっていますので、シングルコア性能とマルチコア性能は20%の性能上昇が出来ています。
フラッグシップモデル向け主要SoCと比較
Qualcomm Snapdragon 845を2017年にフラッグシップモデル向けSoCとしてリリースされたSnapdragon 835、HiSilicon Kirin 970、SAMASUNG Exynos 9 Series(8895)、MediaTek Helio X30、Apple A11 Bionicと比較してみます。
Geekbenchでは平均スコアを算出しておりませんのでReaMEIZUの主観で数値が良いものをピックアップしています。
SAMSUNGの2018年度モデルとなるExynos 9 Series(9810)と思われるものがGeekbenchにありますが、本物と断定するには情報が乏しすぎるので除外しています。(ちなみに2,680点と7,787点となっています。)
Snapdragon 835やKirin 970、Exynos 9 Series(8895)やMediaTek Helio X30と比較すると確実に最高レベルにいますが、Apple A11 Bionicとは全く勝負となっていません。
シングルコア性能は約1.7倍、マルチコア性能は1.24倍の差がつけられており、恐らくはAnTuTuベンチマークでもそれなりの差が出るのではないでしょうか。
今までは「Qaulcomm -> Apple -> Qualcomm」の順序でスコアが更新されてきましたが、AppleがA11 Bionicで今まで以上の進化を見せましたので今後はAppleが過去に自分と戦って進化していく中でQualcommはAppleに追いつくので精一杯という現実が訪れ始めています。
当然ながらプラットフォームが異なっているのですが、使用しているスマートフォンが他社よりも優れているのはひとつの喜びにもなりますので、今回のリークはAndroidユーザーにとっては残念なニュースになります。
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