先日国際市場向けに発表されたMediaTek Helio P25を搭載したMeizu M10にラテンアメリカ(Latin America)モデルを用意していることが公式サイトのスペック表によって判明しました。
Meizu 16XsやMeizu Note9など通常はRegions outside China(中国国外の地域)の表記がされていますが、Meizu M10はOverseas Version(海外バージョン)とLatin America Version(ラテンアメリカバージョン)が記載されています。ラテンアメリカはメキシコ以南の独立国および非独立地域を指す総称(引用:Wikipedia)ですが、この地域でMeizuが参入しているのはブラジルで、主戦場としては見ていないようですがMeizu 16thやMeizu X8、Meizu M6sが投入されています。
そのため、Meizu M10はブラジル市場に投入する可能性が高く、今後の動きが注目されます。
ラテンアメリカモデルは国際市場モデルと比べて通信バンドがいくつか増減しています。W-CDMAはB4(2100)が追加、CDMAがBC0が削減、FDD-LTEはB4(1700)とB28(700)が追加されています。世界の対応LTEバンドを見ることができるWorld Time ZoneによるとFDD-LTEのB4以外はブラジルで使用するには必要なバンドなので、ブラジル市場を見据えていることがわかります。
Meizu M10のスペックは、Android 9 PieをベースとしたMeizu OS、6.5インチIPS LCDディスプレイ(1600×720/HD+)、MediaTek Helio P25(MT6757CD)、リアカメラは1300万画素+200万画素+200万画素のトリプルカメラ、フロントカメラは800万画素のシングルカメラ、容量は2GB+32GB/3GB+32GBの2モデル展開、バッテリー容量は4000mAhです。カラー展開はファントムブラックとパープリッシュレッドとシーブルーの3色展開。
販売価格は2019年10月12日現在、AliExpressにて開店しているMeizu Official Storeでは127.99米ドル(約14,000円)に設定されています。