HUAWEIの「Kirin」が帰ってくる、SMICの力を借りて新たなSoCを製造中

HUAWEIの「Kirin」が帰ってくる、SMICの力を借りて新たなSoCを製造中

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中国で着実にシェアを伸ばしつつあるHUAWEIですが、彼らの主力製品が搭載していたKirin (麒麟)が帰ってくるとの情報が流れました。もし「Kirin」の復活が本当であればHUAWEIのシェアは更に伸びることになるでしょう。

 

中国の著名な情報通の@数碼閑聊站氏は自身のWeiboに「Kirinチップが帰ってくる」と投稿しました。また、同氏は「歩留まりは上昇中だ、朗報を待て」とコメントし、HUAWEIのKirinチップの量産が順調であることを報告しました。

 

ただ、同氏はさらに「スマートフォン向けのチップですが、フラッグシップ向けではない」とコメントしていますので、2023年9月から10月に発表されると予想されているHUAWEI Mate 60シリーズでの搭載はほぼないと言えます。

 

HUAWEIはトランプ政権時のアメリカ合衆国に制裁措置が行われ、5G技術の活用やSoCの製造が事実上不可能になりました。これにより、米国由来の技術を用いるTSMCでの新しいKirin SoCの製造が困難になり、HUAWEI Mate 40シリーズが採用したKirin 9000シリーズが最後のKirin SoCとなりました。(最終的には選別落ちの選別落ちとなるKirin 9000Lを活用するまで追い詰められました。)

 

それ以降は、SMIC (中芯国際集成電路製造)で製造したKirin 710Aをいくつかの製品に搭載する方法を行っていましたが、時代に適合しない製品になったため、製造を取りやめてQualcommから5GがオミットされたSoCや最初から4Gしか対応していないSoCを搭載することでHUAWEIは新製品を発表し、中国の愛国者から支えられてきました。もちろん、HUAWEI P60シリーズのような意欲的な製品を発表して確かな品質の製品を市場に供給し、5G NRではなく4G LTEしか対応していませんが、「普通の人」から人気を誇っている製品もあります。

 

そんな状況の中、HUAWEIはKirin SoCの開発を行うHiSiliconの人材をひとりも解雇していないと伝えられており、制裁が続いている状態でも諦めずに最新のSoCの開発を進めていたとされています。今回のKirin SoCの復活はHUAWEIが我慢を続けてきたことが実り始めていると見てもいいでしょう。

 

ちなみに、このニュースに関してHUAWEIは反応を示しておらず、肯定も否定もしないことから実際に製造を行っていると考えてもいいかもしれません。以前、Qualcommから5G NRに対応したSoCが供給されるとのニュースが流れた際はすぐに否定したので、もし今回のKirin SoCの復活が嘘であればすぐに否定すると思っているからです。

 

 

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