2020年10月22日に発表される予定のHUAWEI Mate 40シリーズ製品に搭載される自社製最後のハイエンドSoCとなるHUAWEI Kirin 9000のGPUのコア数がGeekbenchによって明らかになりました。
NOH-NX9の型番を持つHUAWEI Mate 40 ProはGeekbench Computeで計測した計測が見つかり、その計測結果を表示しているページにはGPUの種類がARM Mali-G78 r0p1、コア数が24であることが記載されているため、わかりやすい書き方に変換するとARM Mali-G78 MP24となります。ちなみにHUAWEI Mate 40 ProのGeekbench v5.2.0におけるOpenCL Scoreは6,430点となっており、Kirin 990 5G(ARM Mali-G76 MP16)を搭載したHUAWEI P40 Pro(ANA-NX9)のOpenCL Scoreは最高点が約4,900点で多いスコアは約4,100点となっているため、いずれにしても確実な成長をしています。
Kirin 9000が搭載しているGPUのARM Mali-G78はARMの発表によりますと搭載できるコア数は7-24となっているため、Geekbenchにて姿を表したHUAWEI Mate 40 Proのスペックが正しければ最大容量を搭載していることになります。今まで様々な企業がARM GPU IPを採用してきましたが、ハイエンド製品において最大容量を搭載したのは少ないもしくは無いので、今回の最大容量搭載は”最後になるかもしれない”という完璧な演出になっています。
今回GPUのコア数が明らかになったのでHUAWEI Kirin 9000のスペックが更新され、現在判明しているのは台湾TSMC製5nm FinFET(N5)製造プロセス、CPUは1xARM Cortex-A77(3.13GHz)+3xARM Cortex-A77(2.54GHz)+4xARM Cortex-A55(2.04GHz)、GPUはARM Mali-G78 MP24 @周波数不明となっています。