中国市場向けMeizu 16sを国際市場向けに販売されているMeiz 16sに偽装し、国際版のファームウェアをインストールする方法が中国版Qiitaとも言える技術情報共有サービスのZ2OSに記載されていました。
中国市場向けのMeizu製品はXiaomiと異なってBootloader Unlockが認められていないので国際版ファームウェアをインストールすることが出来ません。国際市場向けの製品も販売されているのでそちらを購入すれば全ては解決するのですが、例えばMeizu 16sであれば最大容量モデルが中国市場向けは8GB+256GBなのに対して国際市場向けは8GB+128GBなので、容量が心もとないと感じている人には今回の方法は非常に嬉しいでしょう。
デメリットとして国際市場向けはFDD-LTEにB7(2600)とB20(800)に対応していますが中国市場向けは非対応なので、このバンドを利用している国の人は素直に国際版を買いましょう。
-注意(Attention)-
通常では触らない領域に手を加えますので全ての行為を自己責任で行ってください。また、ある程度の知識がある人のために記載していますので何かわからない単語があったらすぐに“自分で”調べる能力が必要です。
ReaMEIZUに書かれてある通りに行って、スマートフォンが故障してもReaMEIZUは責任を負いません。
-準備-
- 中国版のMeizu 16s(M971Q)
- Root権限
- proinfo-global.img(内蔵ストレージ直下に保存)
- 国際市場向けファームウェア
-やること-
- Root権限の取得
- ターミナルアプリをインストール
- ターミナルからproinfoをバックアップ
- ターミナルからproinfo-global.imgを該当領域にフラッシュ
- 国際市場向けファームウェアをインストール
-作業-
1. Root権限の取得
こちらの記事を参考にRoot権限を取得してください。Root権限の取得は約1日を要します。
2. ターミナルアプリをインストール
Z2OSではTermiusというアプリを使用していますが、Google Playストアを導入済みであればAndroid Terminal Emulatorがおすすめです。結果的に行うことは変わりありませんが、Termiusはターミナルを開くまでの手順が多いです。Termiusで行う場合は上画像を参考にセットアップしてください。
3. proinfoをバックアップ
当該機種が中国版なのか国際版なのか判別するためのリージョンIDが記載されているproinfoをバックアップします。以下のコマンドを入力してください。suを入力した際にRoot権限の使用を確認する画面がありますが、許可をしてください。
su dd if=/dev/block/by-name/proinfo of=/sdcard/proinfo-bak.img
4. proinfo-global.imgを該当領域にフラッシュ
ここが重要なところです。少しでもコマンドを間違うと文鎮、つまりは起動しなくなります。コピペしてそのままEnterを押すのではなくどの領域に触れようとしているのか確認をしっかりと行ってください。proinfo-global.img(MD5:dbe3709639ea3407fb145c55a642bfc3)
dd if=/sdcard/proinfo-global.img of=/dev/block/by-name/proinfo
5. 国際版ファームウェアをインストール
7月12日現在最新のFlyme 7.2.3.0G Stableをダウンロードし、内蔵ストレージ直下に配置。データロストを防ぐために大切なデータをPCや他のスマートフォンにバックアップしてください。
Fileアプリからupdate.zipを選択肢、Wipe dataを選択してアップデートします。再起動が行われたら国際版ファームウェアがインストールされている状態になるでしょう。