GOS問題、Galaxy Z Fold3 5GとZ Flip3 5Gも同様に性能を抑制

GOS問題、Galaxy Z Fold3 5GとZ Flip3 5Gも同様に性能を抑制

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特定の環境下で性能が抑制されるGOS問題を受けて様々な製品で検証が行われており、Galaxy Z Fold3 5GとGalaxy Z Flip3 5Gも同様に性能の抑制が行われていると韓国のYouTuberの検証によって明らかになりました。

 

GOS(Game Optimizing Service)は特定の環境下で性能を抑制して省電力性を高める機能ですが、“特定の環境下”が動作ではなく識別子で判断し、何故かGeekbenchや3DMarkが含まれていないことから、Geekbenchを開発するPrimate LabsはGOSを「ベンチマーク操作のひとつ」と判断して総計31機種を公式の性能を記載するAndroid Benchmark Chartからの除外を決定しました。(基本的に永久除外)

 

この決定を受けて韓国のYouTuber「VTQ 뷔티크」が様々な製品で検証を行ったところ、Galaxy Note20 UltraやGalaxy Z Fold2 5Gは問題ありませんでしたが、既に除外が決定しているGalaxy S10 5GやGalaxy S20+、Galaxy S21 Ultraの他に、Galaxy Z Fold3 5GとGalaxy Z Flip3 5Gも性能が抑制されていたことが明らかになりました。

 

検証にはGeekbenchが使用され、Galaxy Z Fold3 5GのGOS Offでの性能はシングルコア性能が1,041点でマルチコア性能が3,554点でしたが、GOS Onでは679点と2,485点になりました。そして、Galaxy Z Flip3 5GはGOS Offでは1,007点と3,473点でしたが、GOS Onでは265点と1,775点になり、シングルコア性能は2015年10月に発表されたSnapdragon 820まで抑制されました。

 

GOSの方向性は決して間違ったものではありませんが、識別子で判断して性能の抑制を行うのは間違いです。今回の問題は主に韓国で話題になっていますが、国際的な市場で販売されている製品も例外ではありませんので、もしかしたらこの記事を見ているあなたも不利益を被っている可能性があります。

 

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