Geely(吉利)関連会社のXingji(星紀時代科技)に買収されたMeizu(魅族科技)がオンライン人材サービスを通じて自動車の製造を行うのに必要な人材を募集していたため、Meizuが自動車を製造するのではないかとの噂が流れましたが、Geely高級副総裁の楊学良(Yang Xueliang)氏によって否定されました。
MeizuはKanzhun Limitedが展開するBOSS直聘で、シャーシ電子制御エンジニアを募集しており、この人材は自動車を製造する必要がなければ募集する必要がありませんので、自動車を製造する可能性が示唆されていました。
実際、Meizuは車載OSとしてFlyme for Carを開発しており、自動車を製造するまでの必要性はないかもしれませんが、Flyme for Carをより良いものとして提供するには自動車に関する深い知識が必要です。そのため、人材を募集すること自体は不思議なことではありません。
そういったこともあって「Meizuが自動車を製造する」との中国国内を中心に話題となっていましたが、Geely高級副総裁は「Meizuは自動車を製造しません、サービスを提供するだけです。」と投稿し、Meizuが自動車を製造する可能性は完全になくなりました。
自動車の製造は行いませんが、高級副総裁が「サービスを提供するだけ」と投稿しているため、Flyme for CarがGeelyが製造・販売する自動車に搭載されるのはほぼ確実となりました。
Geelyが展開する自動車は複数あるため、Flyme for Carがどの車種・どのブランドに搭載されるのか現時点ではわかりませんが、「Flyme」が携帯電話だけでなく人々の生活を豊かにする自動車に採用され、広く知られる可能性があることは非常に嬉しいです。