クロスプラットフォームでの比較が可能になっているPrimate Labs製Geekbenchに新しいバージョンとなるGeekbench 5.3が公開されました。
Geekbench 5.3では2つの更新があり、1つ目はApple Silicon搭載Mac製品やIntel搭載Mac製品のネイティブパフォーマンスを計測が可能になったため、Apple Silicon搭載Mac製品のResetta 2におけるパフォーマンスを計測できるようになっています。2つ目はAES-XTSの測定にVAES-256実装をサポートし、VAES-256実装をサポートしVAES-512実装をサポートしないプロセッサー(例: AMD Zen 3プロセッサー)でのパフォーマンスが向上し、VAES-256実装とVAES-512実装をサポートするプロセッサー(Intel Ice LakeおよびTiger Lakeプロセッサーなど)は、既存のVAES-512実装での計測を行うようです。
今回の更新に伴ってPrimate LabsはGeekbench 5.3 CPUベンチマークはGeekbench 5.1とGeekbench 5.2と互換性はある(Apple Silicon搭載Mac製品やAMD Zen 3プロセッサーを除く)とし、Geekbench 5.3 ComputeベンチマークはGeekbench 5.2と互換性があるとしています。今回の更新はPC向けとなっているため現在はiOSやAndroid OS向けにはリリースされていません。