Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを搭載したGalaxy S23、Galaxy S23+、Galaxy S23 Ultraで構成されるGalaxy S23シリーズを2023年2月17日に国際的に販売を開始したとサムスン電子が伝えました。
Galaxy S23シリーズは昨年に発表、販売を開始したGalaxy S22シリーズとは異なって国や地域によるSoCの変更はなく、すべてのモデルがSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを搭載していることが大きな特徴で、Exynos 2200を搭載したGalaxy S22 Ultraの性能がSnapdragon 8 Gen 1を搭載したGalaxy S22 Ultraよりも劣っていたとの評判もあったため、今回はそういった評判が流れることはないでしょう。
Galaxy S23シリーズの売上は好調なようで、昨年のGalaxy S22シリーズは最初の1週間でGalaxy S21シリーズの2倍以上の予約注文がありましたが、Galaxy S23シリーズはGalaxy S22シリーズを上回る予約注文があり、その中で60%がGalaxy S23 Ultraを選択したと発表しました。
サムスン電子が発表したのは国際市場での数字ですが、韓国のメディアによると、韓国では事前販売を開催しており、7日間で109万台に達したと明らかにしました。この数は昨年のGalaxy S22シリーズが記録した歴代最多の事前販売台数の101万7000台を超えたようです。
同メディアは販売比率も公表しており、Galaxy S23が23%、Galaxy S23+が17%、Galaxy S23 Ultraが60%で、Galaxy S23 Ultraは65万台も売り上げたと明らかにしました。韓国の企業が韓国市場向けに販売したとは言え、最上位モデルが圧倒的な差をつけて売り上げているというのは面白い結果だと思います。
Galaxy S23シリーズが搭載したSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyと通常のSnapdragon 8 Gen 2の主な違いは、CPUに採用しているCortex-X3が3.19GHzから3.36GHzへ上昇、GPUに採用しているAdreno 740が680MHzから719MHzへ上昇しており、現時点でAndroid搭載製品として最高の性能を有しています。