GOS問題に揺れる携帯電話業界ですが、難を逃れたと思われるGalaxy Note10/Note10+を韓国のYouTuberが検証を行ったところ、CPUではなくGPUの性能を抑制していることが明らかになりました。
GOSはGame Optimizing Serviceと呼ばれる機能で、特定の環境下で性能を抑制し省電力性を高めるものです。ただ、“特定の環境下”が動作ではなく識別子で判断し、GeekbenchやAnTuTu Benchmarkが除外されているので「ベンチマーク操作のひとつ」と判断され、Geekbenchの公式の性能を記載するAndroid Benchmark ChartからGalaxy S10、Galaxy S20、Galaxy S21、Galaxy S22に属するすべての機種、総計31機種の除外が発表されました。
難を逃れたGalaxy Note10/Note10+ですが、韓国のYouTuber「BOLT 볼트」がGalaxy Note10+でGPU性能を計測する3DMarkを用いて検証を行ったところ、性能が大きく抑制されていることが判明しました。
韓国市場向けのGalaxy Note10/Note10+はExynos 9825を搭載し、GPUはMali-G76 MP12を採用し、最大動作周波数は754MHzに設定されています。今回の検証ではGOSを有効にした場合、上の画像によると最大動作周波数が433MHzに設定されているので、GPUの性能を抑制していることがわかります。
CPU性能を計測するGeekbenchが除外を発表したので多くのYouTuberがGeekbenchでさまざまな機種で検証を行っていますが、GPU性能を計測する3DMarkで検証した「BOLT 볼트」は素晴らしいの一言です。