ウェアラブル向けExynos W930がBluetooth SIGの認証を通過、W980ではなくW930の名称を採用

ウェアラブル向けExynos W930がBluetooth SIGの認証を通過、W980ではなくW930の名称を採用

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サムスン電子の自社開発SoC「Exynos」のウェアラブル向けとなるExynos W930がBluetooth SIGの認証を通過したことを確認しました。

 

Exynos W930は2023年5月8日に認証を通過し、Bluetooth 5.3が利用できるようです。型番が記載されておりS5E5515としていますが、実はこの型番はExynos W920と一字一句同じです。

 

Exynos W920は2021年8月発表のGalaxy Watch4シリーズで初搭載され、後継製品の2022年8月に発表されたGalaxy Watch5シリーズにも搭載されたウェアラブル向けSoCで、これらの製品は日本市場でも販売されているスマートウォッチです。

 

Exynos W920がS5E5515、Exynos W930もS5E5515となると、基本的なスペックに違いが発生していない可能性があります。Exynos W920の主なスペックは、製造プロセスはサムスン電子の5nmプロセスに基づくSF5E(旧: 5LPE)、CPUは最大1.20GHzで動作するCortex-A55を2基、GPUは最大667MHzで動作するMali-G68 MP2、MCUはCortex-M55となっています。

 

後継製品の名称はExynos W980と見られ、Exynos W920と比較して10%の性能向上に成功するとの予測がありましたが、少なくとも現時点ではExynos W920の後継製品はExynos W930になるようです。

 

Exynos W930はGalaxy Watch6シリーズが搭載すると予想され、日本市場を含めたさまざまな市場で販売されるでしょう。

 

 

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