Galaxy S23系列はExynos 2300を採用せずSnapdragon 8 Gen 2のみを採用しますが、後継製品のGalaxy S24系列はExynos 2400を採用する可能性がわずかですがあるようです。今回、現時点でのExynos 2400のCPUの構成が明らかになりました。
まず、採用を取りやめたExynos 2300のCPUは、Cortex-X3を1基、Cortex-A715を4基、Cortex-A510を4基の1+4+4構成を採用予定で、従来の1+3+4構成とは異なった構成を採用する可能性がありました。
そして、採用する可能性がわずかにあるExynos 2400のCPUは、1+2+3+4構成を採用するようですが、具体的に何を採用するのか不明です。ただ、開発時期を考慮するとCortex-X4を1基採用するのは確定で、その他はCortex-A720やCortex-A715などを採用するかもしれません。
GPUは何も明らかにされていませんが、AMDと共同開発したXclipseを採用するのはほぼ確定です。Exynos 2300はXclipse 930を採用する予定だったため、順当に考えるとXclipse 940になると思います。
採用する可能性がわずかにある、という表現は、半導体を担うDS部門は開発を計画していますが、携帯電話などの開発を行うMX部門は採用に乗り気ではなく、「性能と歩留まりが良ければ採用するかもしれない」といった立ち位置にいるためです。
現状はMX部門はSnapdragon 8 Gen 3のみの採用を目指しているため、Exynos 2400の採用する可能性は低い状態ですが、完成度が高ければ国と地域で搭載するSoCが異なる展開を行うでしょう。
