Galaxy A54 5Gが搭載したExynos 1380の後継製品のExynos 1480がXclipse GPUを搭載する可能性が出てきました。
Xclipse GPUはAMD RDNA 2アーキテクチャに基づいて開発されたモバイルデバイス向けのGPUで、現在はExynos 2200がXclipse 920を搭載しています。このGPUはハードウェアレイトレーシングに対応しており、非常に優れた没入感のあるゲーム体験が提供されます。
最近、サムスン電子はAMDと戦略的IPライセンス契約の延長を発表し、AMD RDNAアーキテクチャに基づくGPUをさらに多くのモバイルデバイスへの提供を明らかにしました。この契約の延長により、フラッグシップ向けだけでなくミドルレンジ向けSoCのXclipse GPUの採用が示唆されていましたが、実際に広がる様子が見受けられました。
韓国の情報通の吸血鬼王氏は、Exynos 1480に1WGP 2CU構成のXclipse GPUを採用する可能性があると明らかにしました。WGPはワークグループプロセッサの略で、2基のCUを1WGPとして扱うことを意味します。
性能については明らかにされませんでしたが、Xclipse GPUがミドルレンジ向けSoCのExynos 1480に採用されるというのは大きなニュースになると思います。従来の製品のExynos 1380はArmのMali-G68を採用しているので、飛躍的に性能が伸びる可能性を秘めています。
Galaxy A14 5Gが搭載したExynos 1330の後継製品のExynos 1430に関しての情報はありませんが、Exynos 1480の開発リソースをいくつか利用すると思うので、こちらもXclipse GPUを採用する可能性があり、今後の情報が非常に楽しみな状態となりました。