AMD RDNA 2に基づいたXclipse GPUを搭載したExynos 2200(S5E9925)を発表したSamsungは、ミドルレンジ帯SoCとしてExynos 1200(S5E8825)を開発しています。Exynos 1200は未発表なので仮称ですが、CPUとGPUの主な仕様が明らかになりました。
CPUの仕様は早期に判明しており、2xCortex-A76 2.4GHz+6xCortex-A55 2.0GHzを採用しています。プロセス技術が不明なので単純な比較は出来ませんが、MediaTekのDimensity 900程度の性能を有します。
GPUはMali-G68の採用は明らかになっていましたがコア数は不明でした。ただ、Mali-G68はKirin 9000やGoogle Tensorが採用しているMali-G78の1-6コアの場合に用いられる名称なので、Mali-G68の搭載が確定した瞬間から7以上にならないのは明らかになっていました。
今回、Verizon向けGalaxy A53 5G(SM-A536V)がGeekbench 5 Computeに登場し、Mali-G68 MP4と明らかになりました。Dimensity 920とDimensity 900が同じくMali-G68 MP4なので、周波数を見るだけで性能の優劣が付けられそうです。
CPUとGPUの仕様は2xCortex-A78 2.4GHz+6xCortex-A55 2.0GHz、Mali-G68 MP4となるので、Dimensity 900と直接対決となります。優劣を決める部分はGPUの動作周波数、mmWave対応可否になるでしょう。