マーケティングを調査しているGfK中国が、中国における携帯電話の販売台数のランキングを公開しました。
中国市場における販売台数で、海外での販売台数や、出荷台数ではありません。
1位なったのはHuaweiとhonorの1億225万台で販売シェアは23%、2位はOPPOの7,756万台で販売シェアは17%、3位はvivoの7,223万台で販売シェアは16%という結果になりました。
2015年から成長したHuaweiとhonor、そして2016年に急成長をしたOPPOとvivoが引き続き強いデータとなりました。
4位はAppleの5,105万台で販売シェアは11%、5位はXiaomiの5,094万台で販売シェアは11%となりましたが、Xiaomiの販売台数は想像していたより多くない数字になっています。
復活傾向となっていた2017年ですが、販売台数で見てみるとそこまで成長していないことになります。
5位から大きな差が付いて、6位はMEIZUの1,681万台で販売シェアは4%、7位はGIONEEの1,494万台で販売シェアは3%、8位はSAMSUNGの1,107万台で販売シェアは2%、9位はlephoneで467万台、10位はLenovoで179万台という結果になりました。
2016年に急成長した企業の1つであるGIONEEは2017年は伸び悩みの年となり、2016年に失敗したMEIZUは復調よりはキープをしてGIONEEの上に立つことが出来ました。
ちなみにMEIZUの総出荷台数は鳳凰科技のインタビューにて2000万台と発表しています。
中国信息通信研究院(CAICT)が2017年1月から12月の通年のスマートフォン・フィーチャーフォン総出荷台数は4.91億台で前年比12.3%減、新しい携帯電話は1054機種で前年27.1%減、そして2017年通年の中国製携帯電話の出荷台数は4.36億台で前年比12.4%減と発表しています。
エントリーモデルからミドルレンジモデルのスマートフォンの性能が良くなってきて長く使えるようになったので買い換えがうまくいっておらず、更にスマートフォンの企業が乱立する時代も終わり、安定した販売を誇れる企業だけが残ってきています。
2016年の象徴する言葉としてGIONEE、Huawei、OPPO、vivoを表す“金華OV”がありますが、2017年の言葉はHOVAMになり、GIONEEがいなくなってAppleとXiaomiが増えました。
Xiaomiの下にいるMEIZUは販売台数で3,400万台以上の差がついていますので、中国市場において強いメーカーは5社という認識になっています。
2013年には中華酷聯(ZTE、Huawei、Coolpad、Lenovo)、2015年は花旗小妹(Huawei、奇虎360/dazen、Xiaomi、MEIZU)、2016年は金華OV(GIONEE、Huawei、OPPO、vivo)、2017年はHOVAM(Huawei、OPPO、vivo、Apple、Xiaomi)と時代は変わっています。
しかしどの年代にもHuaweiがいますので、このメーカーは安定して着実に成長を続けていくでしょう。
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