Qualcomm Snapdragon 855を搭載したゲーミングスマートフォンとして発表されたBlackShark 2のGPUの設定値が他のSnapdragon 855搭載機と異なっていることが判明しました。
BlackSharkはXiaomiが出資していることが有名で、販路としてXiaomiの小米商城での陳列が認められています。
Snapdragon 855に搭載されているGPUのAdreno 640は585MHzが最大値として用意されており、発表会で一部の方に配布されたQualcomm Snapdragon 855 QRD(Qualcomm Reference Design)やXiaomi Mi 9、Lenovo Z5 Pro GTもこの数値が最大値となっています。
しかし、BlackShark 2は585MHzを大きく上回る810MHzが用意されており、大幅にオーバークロックが可能になっています。
BlackShark 2には設定したアプリを動作させる際にCPUやGPUの動きを最適化する機能が備わっており、その機能を使用する時にGPUは810MHzになると考えています。つまり、通常時やそこまで激しいゲームをしない場合は585MHzで動作するでしょう。
一部のレビューではAnTuTuベンチマークで大台となる40万点を超えている画像が投稿されていますが、おそらくは最適化するアプリにAnTuTuベンチマークを設定して計測しているのでしょう。