ASUSは9月19日にDimensity 9000+を搭載したROG Phone 6DとROG Phone 6D Ultimateを発表しましたが、Dimensity 9000+が特別なものに仕上がっているので単発の記事にして仕様をまとめます。
名称 | Dimensity 9000+(ROG) | Dimensity 9000+ | Dimensity 9000 |
CPU | 1xX2+3xA710+4xA510 | 1xX2+3xA710+4xA510 | 1xX2+3xA710+4xA510 |
動作周波数 | 3.35GHz+3.20GHz+1.80GHz | 3.20GHz+2.85GHz+1.80GHz | 3.05GHz+2.85GHz+1.80GHz |
GPU | Mali-G710 MC10
HyperEngine 5.0 |
Mali-G710 MC10
HyperEngine 5.0 |
Mali-G710 MC10
HyperEngine 5.0 |
動作周波数 | 955MHz | 955MHz | 848MHz |
NPU/DSP | APU 590 | APU 590 | APU 590 |
プロセス技術 | TSMC 4nm(N4) | TSMC 4nm(N4) | TSMC 4nm(N4) |
型番 | ? | ? | MT6983 |
ROG Phone 6D系列が搭載したDimensity 9000+の主な仕様は、製造プロセスがTSMC 4nm N4、CPUが3.35GHzのCortex-X2を1基、3.20GHzのCortex-A710を3基、1.80GHzのCortex-A510を4基の1+3+4構成、GPUはMali-G710 MC10で動作周波数が955MHzに設定されています。
通常のDimensity 9000+との変更点は、Cortex-X2とCortex-A710の動作周波数で、それぞれ0.15GHz、0.35GHzも上昇しています。LITTLE側のCortex-A510の動作周波数は据え置きなので、高い性能を発揮するbig側の動作周波数を上昇し、安定性は維持する方向だと考えています。
GPUはMali-G710 MC10で同じ構成を採用し、動作周波数も955MHzで共通です。そのため、RAM規格が共通であれば発揮する性能は同じで、この部分は特別ではありません。
現在、特別なDimensity 9000+を搭載したROG Phone 6D系列は中国市場や海外市場で発表されていますが、日本市場向けには発表されていません。
一方、Snapdragon 8+ Gen 1を搭載したROG Phone 6、ROG Phone 6 Proは発表されており、10月7日に販売することが決定しています。