AnTuTu BenchmarkやAITUTU Benchmarkを開発・提供しているAnTuTuが未発表製品のSamsung Exynos 1080を搭載した製品のAnTuTu Benchmark v8スコアを公開(リーク)しました。
AnTuTuによるとExynos 1080を搭載した製品は名称は不明でコードネームはORION(オリオン)、Android 11を採用しディスプレイは120Hzのリフレッシュレートを採用したFHD+(2376x1080)、RAMはLPDDR5規格の8GB、内蔵ストレージはUFS 3.1規格の512GBとなっています。そして、Exynos 1080のスペックはCPUは4xARM Cortex-A78+4xARM Cortex-A55で最大周波数は3.0GHz、GPUはARM Mali-G78でコア数と周波数は不明です。
Exynos 1080のAnTuTu Benchmark v8スコアはCPU性能が181,099点、GPU性能が296,676点、MEM性能が115,169点、UX性能が99,656点で総合性能は693,6000点という結果になりました。2020年度のハイエンド製品と比較したところ最高性能を誇るSnapdragon 865 Plus 5Gよりも性能が高く、Exynos 1080は圧倒的な性能を誇っています。細かく見ていくとCPU性能はSnapdragon 865 5GやSnapdragon 865 Plus 5Gと同等となっており、4xA78+4xA55と1xA77+3xA77+4xA55に変化が見られない現象が発生しています。細かい周波数がわからないので判断が難しいですので、今回発生した現象について言及はいたしません。GPU性能は297,676点とSnapdragon 865 5GやSnapdragon 865 Plus 5Gよりも優れていて、それも僅差ではなく圧倒的な差となっています。
ちなみにこのExynos 1080はハイエンド製品としてではなくミドルレンジ製品として開発されているところが重要で、2021年のミドルレンジ製品が2020年のハイエンド製品を上回るといったありえない成長スピードが見えています。更に今回公開されたスコアはプロトタイプ製品なので、実際に商用製品が出る頃には10,000点から20,000点ほど高くなることが考えられるので、初の700,000点超えがもうすぐそこに来ています。