AnTuTu Benchmarkを開発提供しているAnTuTuによって2020年2月におけるAndroid OS搭載デバイスのスコアランキングが公開されました。対象はAndroid OSを搭載したデバイス、バージョンはAnTuTu Benchmark v8、ランキング掲載条件は1000件以上の計測、公開されているスコアは最高スコアではなく平均スコアです。
1位と2位はQualcomm Snapdragon 865 5Gを搭載したXiaomi Mi 10 Pro(12GB+512GB)で594,069点、Xiaomi Mi 10(12GB+256GB)で564,327点です。同じSoCを搭載しているのに3万点近く差が生まれている理由として、内蔵ストレージの容量が512GBと256GBで異なっていることが挙げられ、AnTuTu Benchmark v8からRAM容量と内蔵ストレージ容量が大きければ大きいほどスコアが出やすくなっています。具体的なMEM性能のスコアはXiaomi Mi 10 Proが105,654点、Xiaomi Mi 10が88,801点となっています。
更にXiaomi Mi 10/Mi 10 ProはGPUドライバーV444を含んだアップデートが2月末にリリースされていますので、3月のランキングではさらにスコアが上がると予想しています。
3位はvivo iQQ Neo 855 Racing(12GB+128GB)で503,407点、4位はvivo iQOO Pro 5G(8GB+256GB)で500,852点、5位はOnePlus 7T(8GB+256GB)で496,009点、6位はOnePlus 7T Pro(8GB+256GB)で496,007点、7位はvivo NEX 3 5G(8GB+256GB)で495,578点、8位はHonor V30 Pro 5G(8GB+256GB)で491,120点、9位はASUS ROG Phone II(8GB+128GB)で489,827点、10位はrealme X2 Pro(8GB+128GB)で483,370点となっています。
Snapdragon 855 Plus搭載機が目立つ中、Honor V30 Pro 5GはHuawei Kirin 990 5Gを搭載したスマートフォンで、唯一Qualcomm製SoC非搭載機のランクインとなっています。
ミドルレンジ帯では1位はMediaTek Dimensity 1000Lを搭載したOPPO Reno3 5G(8GB+128GB)で409,380点、2位はSamsung Exynos 980を搭載したvivo X30 5G(8GB+128GB)で326,129点、3位はSnapdragon 765G 5Gを搭載したRedmi K30 5G(8GB+128GB)で322,826点という結果です。
Dimensity 1000Lはハイエンド市場向けに発表されたDimensity 1000の低クロックモデルなのでハイエンドモデル向けと言えそうですが、OPPO Reno3 5Gはミドルレンジ市場向けに発表されていますので、AnTuTu Benchmarkの公開したランキングではミドルレンジ帯に含まれています。
4位はSnapdragon 765G 5Gを搭載したOPPO Reno3 Pro 5G(8GB+128GB)で319,182点、5位はKirin 810を搭載したHonor 9X Pro(8GB+256GB)で312,377点、6位はKirin 810を搭載したHuawei nova 6 SE(8GB+128GB)で305,540点、7位はKirin 810を搭載したHonor 20S(6GB+128GB)で303,591点、8位はKirin 810を搭載したHonor 9X(6GB+128GB)で300,401点、9位はKirin 810を搭載したHuawei nova 5(8GB+128GB)で300,330点、10位はHelio G90Tを搭載したRedmi Note 8 Pro(6GB+128GB)で289,936点という結果になりました。