2016年度のmシリーズスマートフォン、Meizu m3 noteの中身についてレビューをしたいと思います。
Meizu m3 noteにはRAM 2GB / 内蔵ストレージ 16GBのモデルと、RAM 3GB / 内蔵ストレージ 32GBのモデルが有ります。
今回レビューするのは上位版のRAM 3GB / 内蔵ストレージ 32GBモデルです。
Meizu m3 noteは、前モデルのMeizu m2 noteやMeizu m1 noteで採用されていたプラスチックボディではなく、メタルボディになっております。
SoCにMediaTek製のHelio P10(MT6755)を採用することにより、中国移動・中国聯通・中国電信のネットワーク全てに対応しました。
外観のレビューは以下の記事をご覧ください。
Meizu製のスマートフォンに搭載されているFlymeはカスタムROMが出回っているのですが、ReaMEIZUでは正規のファームウェアにてレビューを行っております。
安心してご覧ください。
Helio P10(MT6755M)で何が出来るの?
Meizu m3 noteにはMediaTek製のSoC、Helio P10(MT6755M)が搭載されております。
MediaTekのSoCにはHelioという名前がつけられているものが有り、こちらはひとつのブランドとなっております。
そして、更にHelioには"X"と"P"という名前があるのですが、"X"がハイスペック、"P"がミドルレンジといったように別れております。
詳しい違いは以下の記事をご覧下さい。
という訳で、ベンチマークといえばこのアプリ!という3つで計測してみます。
Antutu Benchmarkが3D処理に重きをおいたベンチマークで、GeekBench3は処理性能に重きをおいているベンチマークで、3D MarkはAntutuと同じように3Dに重きをおいているベンチマークとなっております。
ベンチマークが全てではありませんが、スマートフォンのスペックが数字として現れるので、ひとつの指標になると思います。
ゲームはそれなりにプレイ出来るの?
ゲームの様なベンチマークといえばデレステですよね。
最初にデレステ側が使用しているスマートフォン向けの設定をオススメしてくれますが、Meizu m3 noteでは「2D軽量」になりました。
通常プレイ(3D軽量 + タップ音あり)、最低限プレイ(2D軽量 + タップ音なし)でプレイしてみます。
曲はiPhone 6s plusで100回以上プレイしている「お願いシンデレラ」のPROrにします。
MASTERでフルコン常連なので、余程のことがない限り切ってしまうことはないでしょう。
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通常プレイ(3D軽量 + タップ音あり)
エブリ・・・と歌った瞬間に終わり。
というかタップする毎に画面が点滅する。何だこれ。
タップしても反応しないのもさることながら、画面が点滅するのでプレイヤーへの直接攻撃が半端じゃない。
とてもプレイできるものではありません。
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最低限プレイ(2D軽量 + タップ音なし)
サビが終わる直前でおしまい。
この設定にしても画面がチカチカ。
他の画面では一切点滅しないので、Meizu m3 noteとデレステの相性が最悪という可能性があります。
あまりにも点滅するので、他の音ゲーも入れてみました。
これで点滅するようであれば私のMeizu m3 noteが悪いということになります。
今回はGroove Caster 2。iPadでそれなりにプレイしてたので、簡単な曲であれば出来ると思います。
こちらのゲームでは点滅は起きませんでしたし、快適にプレーすることが出来ました。
久しぶりにやってみましたがやっぱり面白いですね。
これはMeizu m3 noteのアップデートとデレステのアップデートを継続的に観察する必要がありそうです。
直った際に追記させていただきます。
ゲームプレイ後の発熱
一部が60℃と高温ですが、ボディは熱くなく、温かいレベルでした。
Lollipopの頃のXperia Z4の様な熱さは一切ありません。この程度では絶対にやけどしないです。
高負荷な処理をしてもスマーフォン自体に傷をつけてしまうということは無さそうですね。
ただ、デレステの問題が有りますのでなんとも言いがたい。
カメラ性能
1300万画素と心もとないですが、色の違いを綺麗に表現しているのではないでしょうか?
取り敢えず撮影するという目的にはピッタリですが、これを使って何かを表現しようとなると違うのではないかなと思います。
カメラの性能を求めるのであれば、ProシリーズのMeizu Pro 6やMeizu Pro 5をオススメします。
こちらはカメラにも拘っているので、「カメラ」だけを求めても満足できると思います。
通信・通話
Meizu m3 noteはFDD-LTE B1(2100) / B3(1800) / B7(2600)、TDD-LTE B38(2600) / B39(1900) / B40(2300) / B41(2500)に対応しております。
LTE Cat.6に対応しているのでCAを受け取ることが可能ですが、筆者の地域では体感することが出来ませんでした。
CAを掴むとアンテナピクトが4G+になるらしいです。
通話に関しては、W-CDMA(Band 6 / 19)に非対応ですので、山や田舎では通話ができませんが、都心部であれば問題なく通話をすることが出来ます。
Meizu m3 noteはVoLTEに対応していますが、残念ながら日本のキャリアでは使用することが出来ません。
指紋認証
Meizu m3 noteはホームボタンを利用した指紋認証機能を搭載しております。
認証速度や認識率は完璧といえます。多少の汗でしたら問題なく認証されます。
バッテリー
Meizu m3 noteは4100mAhという驚異的なバッテリーを搭載しております。
取り敢えず設定してWi-Fiに繋げずに放置していたら1週間はゆうに持ちました。
非常に優秀です。
となると、使用してしまうとどんどん減ってしまうのではないかと思います。
動画を見てみます。
今回はこの動画を6回ほど再生してみました。
フル充電の100%から100%まで減りました。へ・・・減らない。
本当に驚異的なバッテリー持ちですね。
外部SDカードは128GBまで対応しているので、外で動画を見るのに最適です、
画面は言うことなしで綺麗ですので、満足できると思います。
総評
筐体上部のベイマックスは非常に可愛く、側面のラウンド加工によって手にフィットするのでスマーフォンのデザインは文句なし!デザインに惹かれて購入するのであれば非常に満足できるでしょう。
mTouch 2.1という指紋認証を備えたホームボタンの質感も低価格スマートフォンなのにこだわりが見えます。ただ、mTouchの目玉機能であるホームボタンに触れると戻る動作、押し込むとホーム動作はなれるのに時間が掛かるでしょう。
ただ、慣れてしまうとこの機能のないスマートフォンを触ると不便さを感じてしまう程の便利な機能ですので、ナビゲーションバーは嫌い、そしてホームボタンの横にキーが有るのも嫌いといった人におすすめです。
ゲームをするのにも問題はないでしょう。
ただ、日本で流行っているデレステがプレイできないというのは案外深刻な問題かもしれません。
Meizuが言うにはクラッシュ・ロワイヤルが57fpsで動作するようなので、多少の3D処理を含んだアプリでも快適にプレーすることが出来るでしょう。
レオズ・フォーチュンも快適にプレーすることが出来ました。
バッテリーの持続性を追求しているHelio P10を搭載することにとって4100mAhという驚異的なバッテリーを上手に使用できています。
全く減らないバッテリーを見たのは初めてです。
SDカードに動画を入れて、出先で見ても全くバッテリーが減らないので、モバイルバッテリーがいらないということに驚くでしょう。
Meizuのスマートフォン入門機として非常におすすめです。
Flymeはもちろんのこと、mTouch 2.1というホームボタンで2種類の操作ができ、指紋認証機能も搭載されています。
価格が安いので、「Meizuってどんなスマートフォン作っているのだろう?」と興味を持った方に購入してもらいたいスマートフォンです。
ただ、日本語は初期状態ではなく、morelocale2を使用してもMeizu謹製のアプリは日本語化されないといった中華系スマートフォンにありがちなものになりますので、ここは要注意です。
グローバル版にもありませんので注意が必要ですね。
デザインにもこだわりが見える低価格のMeizu製スマートフォン、Meizu m3 noteはどんな方にもオススメできます。
価格以上のこだわりや動きが必要となっている今のスマートフォン市場にピッタリなスマートフォンです。
カラーは、グレー・シルバー・ゴールドの3色展開。充電しないで長く使えるスマートフォンをお探しの方、Meizu m3 noteはどうでしょうか?