Meizu Pro 5には中国公開版・中国聯通版・国際版の3モデルあり、搭載されているファームウェアがモデルによって異なります。
中国公開版は中国公開版のファームウェアのみ利用でき、中国聯通版では中国公開版と中国聯通版のファームウェアが利用できます。
そして、国際版は中国公開版と中国聯通版と国際版の3種類のファームウェアが利用できるので、これに変えてしまおうという試みがあったのです。
特定のファイルを書き換えることによって、リージョンを変更することが出来ます。
もちろんこの行為は公式が推奨している方法ではありませんので、リージョンを変更してしまうと修理保証等が無くなりますので自己責任でお願いします。
準備物
- Meizu Pro 5
- adb環境
- こちらからproinfo-MeizuPro5.zip
作業
①. Meizu Pro 5のRoot権限を取得しておく。
Flyme OS 4.5、Flyme OS 5.xどちらでも可能です。
Root権限の取得方法は以下の記事を参考にしてください。
②. SuperSU、BusyBoxをインストールする。
Root権限を必要とする時のお供である、SuperSUとBusyBoxをインストールします。
今回はPCを使った変更方法ですが、Meizu Pro 5単体で変更したい場合はAndroid Terminal Emulatorを使用しても可能です。
③. 先ほどダウンロードしたproinfo-MeizuPro5.zipを解凍し、proinfo-MeizuPro5-M576_intl_official.imgを内蔵ストレージ直下に保存。
今回の肝となるproinfo-MeizuPro5-M576_intl_official.imgを内蔵ストレージ直下に保存してください。
こちらのイメージファイルに、国際版であることを証明する記述がされております。
④. コマンドプロンプトを開いてコマンドを入力していく。
コマンドを入力していきますが、adb shellで認識されない場合は先に以下の記事を読んでください。
コマンド
shell@PRO5 :/ $ su shell@PRO5 :/ # id shell@PRO5 :/ # dd if=/dev/block/platform/15570000.ufs/by-name/proinfo of=/sdcard/proinfo-MeizuPRO5-backup.img shell@PRO5 :/ # /system/xbin/busybox cp -f /sdcard/proinfo-MeizuPro5-M576_intl_official.img /dev/block/platform/15570000.ufs/by-name/proinfo shell@PRO5 :/ # cat /dev/block/platform/15570000.ufs/by-name/proinfo
コマンドの解説
3行目のdd文は、今現在のMeizu Pro 5のリージョンイメージファイルをバックアップしています。このバックアップを取らないと、不都合が起きた際に直せないということが起きるのでバックアップしています。
4行目のcp -fは、Meizu Pro 5の中国版のリージョンイメージファイルを国際版のリージョンイメージファイルに置き換えております。
5行目のcatはリージョンが変わっているか確認しております。出力された文字列が、"machine_type=M576_intl_official"であれば成功です。
⑤. 再起動させ、再度リージョンを表示させる。
以下のコマンドを入力し、"machine_type=M576_intl_official"と出力されたら完了
shell@PRO5 :/ $ su shell@PRO5 :/ # id shell@PRO5 :/ # cat /dev/block/platform/15570000.ufs/by-name/proinfo
これで国際版のファームウェアを利用できるようになりました。
国際版のファームウェアは以下の画像から。
Thanks
- Forum Meizu Polska - Profil: Darek.Z
参考
- Meizu Pro 5 - Zmiana ID
- [TUTORIAL] Change region/ID to International… | Meizu MX