「AnTuTu BenchmarkでiOSとAndroidの比較は出来ない」が当たり前になってきたかと思いましたが、まだまだ比較をしている人がちらほらと見られます。それも登録者数が30万人を超えるような有名なYouTuberが何の疑いもなく平気で比較するものですから、それを信じて「Appleは劣っている」だの「Androidは見栄えだけ」だの見るに堪えない争いが続いています。
結論から言うと、AnTuTu Benchmarkを開発・提供しているAnTuTu公式が「AnTuTuのスコアでiOSとAndroidの比較は出来ない」と声明を出しています。この声明は2019年10月に発表されていますので、2026年になっても知識がアップデートされることなく比較し続けている人にどんな価値があるでしょうか。一度、その人との付き合いを考えたほうがいいと思います。
ただ、過去のAnTuTu BenchmarkではiOSとAndroidの比較は可能でした。実際、過去にはAnTuTu公式が比較をしていたことがあります。では、いつからできなくなったのでしょうか。答えから言うと、AnTuTu Benchmark v8からです。
このAnTuTu v8ではGPU性能の計測方法に大幅な改修が行われ、Coastlineの計測時に使用するAPIがiOS版はOpenGL ES 3.1からMetal APIに、Android版はOpenGL ES 3.1からVulkan APIに変更されました。AnTuTuによると、このAPIの変更によってGPU性能を計測するテストシナリオは共通しているものの、レンダリングメカニズムが異なり、デバイスへの負荷要件も異なるようになったため、異なるOSでの比較が不適当になったようです。
そういったことから「AnTuTu BenchmarkでiOSとAndroidの比較は出来ない」と言われているのですが、残念なことに一部の人はまだ比較をし続けています。これを見てもまだ比較したいと考えている人・比較が出来ると考えている人は、悲しいことですが公式の声明を無視してどうぞ好きにしてください。ただ、あなたから発せられる情報には価値が全くなく、ただただゴミをネットにばらまく人として認識されるようになるでしょう。
ちなみに、その他の主要なベンチマークソフトとして有名なGeekbenchと3DMarkは異なるOS (クロスプラットフォーム)での比較に対応しています。そのため、AnTuTu Benchmarkで比較したい場合はiOSとiOSを、AndroidとAndroidでやってください。また、v11やv12などのメジャーバージョンが異なると比較できないので、数年前に計測したスコアと比較することなく正しく比較しましょう。




