市場調査会社のCounterpoint Researchは、中国で京東商城 (JD.com)や天猫 (Tmall)が開催した「618セール」の調査結果をまとめ報告しました。このセールは過去に独身の日と呼ばれていた「双11」に比肩するセールで、各社はこのセールに合わせて新製品を発表することもあります。
まとめられた報告によると、2026年5月25日から6月21日の販売台数は昨年2025年5月26日から6月22日と比べて13%減少したようです。これは昨今のAI需要の高まりによって引き起こされたメモリの価格高騰が原因で、それによって販促活動も抑えめになったとしています。
ただ、AppleやOPPO、vivo、Xiaomi、Honorが販売台数を落とした一方で、Huaweiは唯一増加しており、一人勝ちとなりました。調査結果によるとHUAWEI Enjoy 90 Pro Maxの販売が非常に好調で、また、フラッグシップのHUAWEI Mate 80も販売が好調だったようです。一人勝ちに貢献したHUAWEI Enjoy 90 Pro Maxは「5A通信」に対応したKirin 8000を搭載し、価格は通常は1699元 (約40,500円)ですが618セールでは約1359元 (約32,500円)まで下がりお買い得になっていました。
Huaweiは2023年8月に発表したHUAWEI Mate 60シリーズ以降、一切立ち止まることなく成長を続けています。一時は経済政策によってKirinの開発が滞りましたが、SMICの力を借りて新しいKirinの開発が出来るようになりました。それからは高価格から低価格まで展開に深みが増し、Huaweiというブランドの強さも相まって他社の追随を許さないようになりました。
同社は2026年9月に新しい技術の「LogicFolding」を採用した新SoCとなるKirin 2026 (仮称)を搭載したHUAWEI Mate 90シリーズを発表予定で、前を向いて進み続けています。現状では中国市場やマレーシア市場での活動に留まっていますが、中国は14億の人口を抱えている巨大な市場のため、そこで成長を続けているのは脅威です。



