AI需要の高まりに影響を受けてメモリの価格が高騰しており、それは日常的に利用するスマートフォンにも影響が及んでいます。少しでも安くなって欲しいものですが、今後も高くなっていくのは間違いないようです。
中国の情報通の数碼閑聊站氏によると、2026年Q1 (1月-3月)時点でLPDDR5X規格の16GB RAMとUFS 4.1規格の1TB 内蔵ストレージのBOM (Bill of Materials)コストはSnapdragon 8 Elite Gen 5を超えているようです。また、同氏はQ2 (4月-6月)にはさらに上昇する予定としています。
Snapdragon 8 Elite Gen 5の価格は一説によると240ドル (約38,000円)から280ドル (約44,500円)と言われています。間を取って260ドル (約41,500円)とすると、Snapdragon 8 Elite Gen 5と16GB LPDDR5Xと1TB UFS 4.1を搭載した製品はそれだけで約83,000円を簡単に超えます。
それからディスプレイやカメラ、バッテリーなどが搭載されるので、昨今のスマートフォンが15万円を超えるのは当然と言えるでしょう。ですが、高価になると消費者が購入をためらい、安く手に入れられるようになって欲しいと願うのもまた当然です。どこかいい落とし所があるといいのですが、AI需要があり続ける限りは難しいでしょう。
これに追い打ちをかける情報として同氏は、LPDDR5X RAMの16GB+512GB / 1TBのコストは次世代の2nmプロセスのSoCを上回る見込みと明らかにしました。さらに、次世代規格のLPDDR6 RAMはもっと高くなり、最上位モデル専用の「皇帝版」になるとしています。
至って普通のスマートフォンが30万円や35万円を超える未来がすぐ近くまで来ています。未来の技術が集結したフォルダブル製品であれば納得する人は多いと思いますが、ストレートタイプのスマートフォンが超えると嫌悪感を示す人が出てくると思います。
もちろん、これは格安スマホと呼ばれる製品にも影響を及ぼし、このまま高騰が進むと近い将来にミドルレンジ製品で10万円を超える可能性があります。AI需要がバブルのようにはじけるのか、膨らみ続けるのかわかりませんが、早く落ち着いてほしいものです。



