Google Tensor G6がGeekbenchに登場、Pixel 11シリーズに搭載予定

Google Tensor G6がGeekbenchに登場、Pixel 11シリーズに搭載予定

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Googleが開発中のTensor G6と思われるものがGeekbenchに登場しました。現状の数値だけを見ると残念に思う人がいるかも知れませんが、設定されている数値を考慮すると飛躍的に性能向上する可能性があります。

 

Tensor G6と思われるものは2026年2月25日、Google Kodiakの名称でGeekbenchに姿を現しました。この計測結果に記されているSoCの情報を見ると、これまでに採用したことがないものを採用しているため、次世代のTensor G6ではないかと疑われています。

 

発揮された性能としては2月25日のものが845点と2,657点、3月3日のものが2,345点と5,932点で、前者は言わずもがなですが後者でも現在の水準ではそれほど高くない性能となっています。前代のTensor G5を搭載したPixel 10 Pro XLでの性能が2,300点と6,200点なので、開発初期段階の現状では前作と同等です。

 

CPUの情報を見ると、最大4.11GHzで動作するものが1基、最大3.88GHzで動作するものが4基、最大2.65GHzで動作するものが2基となっています。8基のオクタコア構成が主流となっているところでGoogleは極めてめずらしい7基のヘプタコア構成を採用するようです。このヘプタコア構成はQualcommがCPUの欠けたものとして一部展開していますが、それを軸として設計していません。

 

ちなみに、2月25日と3月3日の両計測結果は最大の4.11GHzで計測されておらず、前者は平均1438.4MHzで後者は平均3567.25MHzと、本来の性能を発揮できていません。その数値だけを見て、Tensor G6は性能が低く期待ができないと決めつけるのは危険です。数字稼ぎのメディアに騙されないでください。

 

そして、CPUの識別子を見ると65_3468と記載されています。この識別子はArmのC1-Ultraを指しており、少なくともTensor G6は最大4.11GHzで動作するC1-Ultraを搭載するようです。現在、C1-Ultraを採用したSoCとしてDimensity 9500Exynos 2600がありますが、それぞれ最大4.21GHzと最大3.80GHzで動作するように設定されていますので、最大4.11GHzに設定されているTensor G6が発揮できる本来の性能はこの両SoCの間になります。これを見てまだ性能が低いと危惧する人は残念です。

 

それを踏まえて両SoCが現在発揮している性能は、約3,400点と約3,300点となっており、その間に位置するTensor G6は約3,300点を発揮できる力を持っています。確かに3,800点を発揮するSnapdragon 8 Elite Gen 5が存在しているのでTensor G6はそれより低いですが、期待するものを発揮できれば十分すぎる性能だと思います。

 

GPUは引き続き懸念点があり、Tensor G5と同じくImagination Technologiesのものを採用しています。具体的にはCXTP-48-1536を搭載していますが、Tensor G5ではDXT-48-1536を搭載していたため、DシリーズからCシリーズに下方向に変更することになります。ただ、性能が高いことを意味するであろうPが末尾に付与されているので、実際の性能はどうなのか不明です。

 

Tensor G5およびG6が採用しているPowerVR GPUは、マイナーが故に企業や開発者から互換性がないと言われることが多く、特定のアプリを利用時に満足できる結果が得られないといったこともあります。最近では崩壊:スターレイルアークナイツ・エンドフィールドで動作保証対象に含まれるなど動きがありますが、やはりまだまだ不安要素の大きいものとなっています。

 

Pixel 10シリーズは2025年8月に、Pixel 9シリーズは2024年8月に発表されたので、特別な事情がない限りPixel 11シリーズは2026年8月に発表されるでしょう。Googleは日本市場での展開に力を入れている様子がうかがえるので、Pixel 11シリーズも日本市場で展開されると思います。

 

 

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