2023年Q4 (10月-12月)の発表が有力なMeizu 21シリーズは、大切にしてきた伝統的なリングフラッシュを進化させる可能性が出てきました。
中国の情報通の@数碼閑聊站氏は、Snapdragon 8 Gen 3を搭載したプロトタイプ製品は特別なデザインがあり、それがRGBリングフラッシュだと報告しました。
最後に付与された絵文字からMeizu 21シリーズのことについて語っているとされており、また、同氏は発表時期が早まる可能性があるとされています。
Meizuは2016年4月に発表したMeizu PRO 6からリングフラッシュを採用し、同社の製品で伝統的に大切にされてきました。現在ではOnePlus 10 ProやTECNO CAMON 20シリーズ、vivo S16シリーズなどでも採用されていますが、そもそもはMotorolaのMoto X (2nd Generation)やNexus 6が採用したものです。
ただ、同氏の発言によるとホワイトとアンバーで構成されていたリングフラッシュがRGB (レッド・グリーン・ブルー)に進化するとのことです。これが本当であればMotorolaのものではなくMeizuがはじめて採用する可能性があります。この業界において「はじまりをつくる」のは非常に大事で、他の企業が似たものを採用したときにMeizuがはじめて採用したものを真似したと評価される可能性があるためです。
Meizu 21シリーズは標準版のMeizu 21とPro版のMeizu 21 Proの存在を確認しており、今回の情報は両機種が採用するのか、Pro版のみが採用するのか現時点ではわかっていません。しかし、いずれにしてもリングフラッシュが進化するため、Meizu 21シリーズはMeizu 20シリーズと比較して確かな優位点があります。
発表時期に関しては当初は2024年Q1 (1月-3月)とされていましたが、2023年Q4に早まるとされています。Meizu 20シリーズは2023年Q1の3月に発表されましたので、Meizu 21シリーズはひとつ四半期が早まります。
今回はリングフラッシュに関する情報ですが、標準版のMeizu 21はディスプレイがBOE製からサムスンディスプレイ製に変更されるとしており、さまざまな部分で進化する予定です。SoCはもちろんSnapdragon 8 Gen 2からSnapdragon 8 Gen 3に更新され、性能の部分でも大きく進化することが約束されています。