2023年Q4 (10月-12月)に発表されると予想されているSnapdragon 8 Gen 3に関する情報が出てきました。Qualcommは2023年10月にマウイ島でサミットを開催する予定ですが、大規模火災の影響があるのかないのか現時点では不明です。
中国の情報通の@i氷宇宙 (Ice universe)氏によると、Snapdragon 8 Gen 3のL3キャッシュの容量は10MBに増加するようです。同氏は基本的にサムスン電子の情報に強いですが、Qualcommの情報にも強いです。
Meizu 20シリーズやXiaomi 13シリーズが搭載したSnapdragon 8 Gen 2のL3キャッシュの容量は8MBなので、後継製品のSnapdragon 8 Gen 3は2MBも増加することになります。
L3キャッシュが増加するとCPUがメインメモリにアクセスする頻度が減るので、一般的にデータのやり取りの速度が向上したり、省電力性をやや高めることが期待されます。Snapdragon 8 Gen 2で高い性能と優れた省電力性を実現しましたが、Snapdragon 8 Gen 3でも同様になる可能性があります。
Snapdragon 8 Gen 3のCPUは高性能なCortex-X4を1基、Cortex-A720を3基と2基 (高+低)、高効率なCortex-A520を2基の1+3+2+2構成を採用することが判明しています。Xiaomi 14シリーズやvivo X100 Pro+、OnePlus 12が初搭載を競うとされており、少なくともXiaomi 14シリーズは2023年11月に販売を開始すると噂されています。