中国自動車大手Geely (吉利)傘下のMeizu (魅族)が2023年3月に発表した新製品、Meizu 20シリーズが2023年7月26日までにGoogle Play 対応デバイスに追加されました。
Meizu 20シリーズは共通して高性能な4nmチップのSnapdragon 8 Gen 2を搭載し、標準版のMeizu 20とPro版のMeizu 20 Pro、無界版のMeizu 20 Infinityの3機種で構成されています。
現在、この3機種は中国市場のみで販売されており、中国ではGoogleのサービスを利用することが出来ないので、Google Play 対応デバイスに追加されることに中国人に対してメリットはほとんどありません。
しかし、Google Play 対応デバイスに追加されると実質的にGMS (Google Mobile Services)の利用が認められた状態となります。中国国外で利用する人にとってはGoogleのサービスに頼らないで生きていくのはほぼ不可能な状態なので、Google Play 対応デバイスに追加されることに大きな意味があると理解できるかと思います。
ちなみに、アメリカ合衆国によって制裁を受けている中国のHuawei (華為)は、制裁を受けた以降はGoogle Play 対応デバイスに一度も追加されず、現在もGoogle Playを含めたGMSの利用ができない状態となっています。何らかの方法で抜け穴を見つけてGMSを利用することは出来るようですが、通常、Huaweiの製品でGMSを利用することはまったく出来ません。