Qualcommは2022年11月にSnapdragon 8 Gen 2を発表する予定ですが、標準版と上位版の展開を行うと噂されています。今回、標準版と上位版のCPU、GPUの動作周波数が公開されました。
Snapdragon 8 Gen 2はSnapdragon 8 Gen 1の後継製品で、現在判明している主な仕様は、製造プロセスはTSMCの4nmに基づくN4、CPUはCortex-X3を1基、Cortex-A715を2基、Cortex-A710を2基、Cortex-A510を3基の1+2+2+3構成で、GPUはAdreno 740を採用すると伝えられています。
標準版と上位版はいくつかのCPUで動作周波数が共通で、Cortex-A715が2.8GHz、Cortex-A710が2.8GHz、Cortex-A510が2.01GHzに設定されています。
異なる動作周波数なのはCortex-X3とAdreno 740で、標準版は3.2GHzと680MHz、上位版は3.4GHzと720MHzに設定されています。
消費電力に関してはSnapdragon 8 Gen 2の標準版とSnapdragon 8+ Gen 1を比較したところ、約1.3%の改善に成功したようです。改善幅が小さいように思えますが、発表会で比較される製品は「+」ではないSnapdragon 8 Gen 1なので、こちらとは大きな差があるでしょう。
名称は、現時点では標準版はSnapdragon 8 Gen 2、上位版はSnapdragon 8 Gen 2 Proになるとされていますが、過去の例としてSnapdragon 8+ Gen 1の名称は発表されるまで不明だったため、「Pro」で確定とは断言できません。
新たな展開によって「+」の位置が気になるところですが、現在の情報では「標準版」と「上位版」の間に位置すると伝えられています。