Meizu(魅族科技)関連会社のLanchen(藍辰科技)から販売されたTWSのmblu Blus+を購入し入手したのでレビューします。
| 製品名 | mblu Blus+ |
| 型番 | mblu Blu |
| 対応Bluetooth | Bluetooth 5.2 |
| インピーダンス | 28Ω |
| 最大入力 | 8mW |
| 音圧感度 | 117dB |
| マイク感度 | -42dB |
| 再生周波数帯域 | 20Hz-20kHz |
| バッテリー容量(イヤホン-片耳) | 43mAh |
| バッテリー容量(充電BOX) | 520mAh |
| 防水/防塵 | IPX4/- |
| 最大利用時間 | 30時間 |
| Flyme Connection | 対応 |
| 価格 | 219元(約3,900円) |
主な仕様は上の通りで、ENC機能とANC機能に対応しています。従来製品のmblu Blusとの違いは本体色が白(White)から天青(Sky Blue)へ、低遅延のGame Modeの追加の2つです。
低価格なTWSですが、USB Type-Cを利用した充電の他にワイヤレス充電に対応しています。高価格な製品でも搭載が見送られているものも多い中で、置くだけで充電できるのは利便性が高いです。
内容物はmblu Blus+本体、イヤーピース(S, L)、取扱説明書(中国語/英語)。USB Type-Cを利用して充電を行う製品ですが、充電に必要なケーブルはありません。TWSを買う層はスマートフォンやタブレットを所有していると考えているのでしょう。
mblu Blusとmblu Blus+を並べてみました。mblu Blusとmblu Blus+は設計に変更はなく、Game Modeが追加されただけなので、色による識別が可能なのは素直に感心しました。
イヤホン部分も設計は同じで色が違うだけです。イヤーピースも本体と合わせた配色が採用されており、製品を仕上げるこだわりは感じられます。
mblu Blus+はFlyme Connectionに対応しており、Android 10以上のFlyme搭載製品とのペアリングが容易になっています。Google Fast PairやApple製品のAirPodsとの接続と同じ機能です。
| 2回タップ | 音楽再生時: 再生/停止
着信時: 受話/切断 |
| 3回タップ | 右: 曲送り
左: 曲戻し |
| 長押し | 右: ANC機能ON/OFF
左: ENC機能ON/OFF |
| 両耳長押し | Game ModeとMusic Mode切り替え |
操作は上の通り。mblu Blusから両耳の長押しが追加され、操作を行うと低遅延のGame Modeへ移行します。注意点としてmblu Blusに機能を追加しただけなので、ANC機能やENC機能のON/OFF時の音声案内は中国語のままです。ただ、Flyme側のアップデートでBluetooth項目内のmblu Blus+の設定でANC機能とENC機能の切り替えがスマートフォン側で行えるようになっているので、中国語がわからなくても英語がわかれば対応可能です。
音質に関してはBTSのDynamite(YouTube)やBUMP OF CHICKENのray(YouTube)、YOASOBIの三原色(YouTube)で視聴してみると、Lanchenの謳い文句通り低音はやや強調されているものの、ボーカルや中音域を阻害していないので、普段から高価格(10,000円以上)の製品で音楽を視聴していない限りは自然と聞けるでしょう。
低遅延のGame Modeは50msで、競合他社の通常が200ms-300msほど遅延するため、これらと比較すると文字通り低遅延を実現しています。ただ、音質を犠牲にして低遅延を実現するため、その場しのぎ的な利用が主になるでしょう。
音声案内が中国語なのを除けば音質・機能・充電は完璧なので、mblu Blus+は低価格に済ませたいと思っている人におすすめできる製品です。そして、本体色とGame Modeが必要ないのであればmblu Blusの選択肢も増えるため、mblu Blusとmblu Blus+の存在は多くの人を取り込めると思います。
mblu Blus+はMeizuがAliExpressに開設している公式店舗のMEIZU Official Storeに販売されているので、AliExpressの利用に抵抗がないのであればそこでの購入をおすすめします。記事執筆時は$49.99で販売されています。