realmeがDimensity 810を初搭載したrealme 8s 5Gを発表したので、同SoCのAnTuTu Benchmark v9スコアが判明しました。今回判明したスコアをDimensity 820、Dimensity 800、Dimensity 800Uと比較します。
Dimensity 810の主なスペックはTSMC N6、CPUは4xA76 2.4GHz+4xA55 2.0GHz、GPUはMali-G57 MC2 @周波数不明、RAMはLPDDR4X規格、5GはFR1定義のSub-6GHz帯対応です。
Dimensity 820やDimensity 800、Dimensity 800Uと比較すると、プロセス技術は向上、CPUは2.4GHz、GPUはコア数減少、5Gの理論値が早くなっています。
Dimensity 810のAnTuTu Benchmark v9スコアは、CPU性能が113,424点、GPU性能が86,065点、MEM性能が78,575点、UX性能が104,862点で総合性能は382,926点となりました。
総合性能で考えるとDimensity 820とDimensity 800の間に収まっていますが、GPU性能は明らかな差が発生しています。これはコア数が少ない事、おそらく周波数が低い事が考えられます。
また、AnTuTuが影響しないところですがカメラ性能もいくつか落ちており、Dimensity 820とDimensity 800は最大8000万画素に対応していますがDimensity 810は6400万画素になっており、評価の難しい製品に仕上がっています。
初搭載機のrealme 8s 5Gはインド市場で販売され、6GB+128GBモデルが17,999インド・ルピー(約27,000円)、8GB+128GBモデルが19,999インド・ルピー(約30,000円)に設定されています。