AMD mRDNA 2技術を採用したGPUの搭載が確定しているExynos 2200のGPUスロットリング性能が韓国の掲示板からリークしました。以前リークしたものはピーク性能で、今回のは継続して高負荷な利用を行った場合の性能と捉えてください。
台湾からの情報としてExynos 2200搭載製品で3回連続でGFXBenchを計測した結果は、Manhanttan 3.1が127.5fps、Aztec Ruins Normalが90.7fps、Aztec Ruins Highが39.65fpsと報告されています。ピーク性能と比べると約30%程度性能が落ちています。
| 2200(Peak) | 2200(Throttling) | 2100(Peak) | |
| Manhanttan 3.1 | 170.7fps | 127.5fps | 115.21fps |
| Aztec Ruins Normal | 121.4fps | 90.7fps | 71.54fps |
| Aztec Ruins High | 51.5fps | 39.65fps | 28.04fps |
スロットリングが働くと性能が落ちるのは当然で、国際市場向けGalaxy S21シリーズが搭載しているExynos 2100と比較すると十分すぎる性能を持っているように感じられます。
しかし、このスロットリング性能は2019年発表のiPhone 11シリーズ搭載のApple A13 Bionicのピーク性能とあまり変わらないのでAndroid界では頂点に立てますが更に広いスマートフォン界では残念ながらAppleには及ばない可能性があります。
AndroidとiOSはOSを構成するもの、どのようなUX(ユーザー体験)を追求するのか異なっているので直接的な比較はふさわしくありませんが、やはり頂点というのは素晴らしいものなのでExynos 2200は頑張って欲しいと思っています。