vivoが自社製SoCの開発計画を進めていると広く知られていますが、最初の製品はCPUやGPUが集積したSoCではなくプロジェクト名「悦影(Yueying)」のカメラで撮影した画像を処理するISP(画像処理プロセッサ)のようです。
著名リーカーの@数碼閑聊站(Digital Chat Station)氏はvivo V1と記載されたチップが型に収まっている画像を公開し、このチップが具体的に何かは明らかにされていませんが、SoCとしてはサイズが小さいのでISPではないかと様々なメディアで予想されています。
ISPの自社開発はvivoが初めてではなく、2021年3月に発表されたXiaomi Mi MIX Fold向けのSurge C1があります。また、厳密には異なりますがGoogleもPixel製品に自社開発のPixel Visual Core(Pixel Neural Core)を搭載していました。このPVC(PNC)はPixel 5で廃止されましたがPixel 6/6 Proでは自社製SoCのTensor(テンソル)で高性能なISPを搭載するようで、カメラの性能を向上したり企業毎に違う“味”を的確に表現するにはISPの自社開発が必須条件となっているようです。
vivo V1を初搭載するのは近く発表される予定のvivo X70シリーズと予想されていますが、vivo X70、vivo X70 Pro、vivo X70 Pro+のなかで最も優れているvivo X70 Pro+のみの採用が有力視されています。