HUAWEIは外側に折りたたむことができるフォルダブルスマートフォンとなるHUAWEI Mate X(TAH-AN00)とHUAWEI Mate Xs(TAH-AN00m)を発表し販売を行っていますが、今回はそのHUAWEI Mate X/Mate Xsの後継機を開発していることが明らかになりました。
コードネームは“Teton”で展開時8.01インチのSamsung製と供給元不明のフレキシブルOLED、6.45インチのBOE製サブディスプレイを有しているようです。HUAWEI Mate XとHUAWEI Mate Xsは外側に折りたたむ構造を採用しているのでディスプレイの供給元は展開時とメインとサブは同じになるはずですが、展開時とサブが違う供給元となっているため、今回明らかになった“Teton”はSamsung Galaxy FoldやGalaxy Z Fold2 5Gの様な内側に落ちたたむ構造を採用していると考えています。
また、内側に折りたたむフォルダブルスマートフォンとしてGalaxy Z Flip/ZFlip 5Gやmoto razr/razr 5Gの様なストレートに折りたたむタイプもありますが、ディスプレイのサイズはGalaxy Z Flipがメインが6.7インチでサブ(カバー)が1.1インチ、moto razrがメインが6.2インチでサブが2.7インチといずれもサブディスプレイが極端にディスプレイサイズが小さくなる特徴を持っていますが、今回存在が明らかになった“Teton”はメインが8.01インチでサブが6.45インチとサブディスプレイのサイズは極端に小さくなっていないため、この様なフォルダブルスマートフォンにはならないでしょう。
Galaxy FoldやGalaxy Z Fold2 5Gのディスプレイは、Galaxy Foldはメインが7.3インチでサブが4.6インチ、Galaxy Z Fold2 5Gはメインが7.6インチでサブが6.2インチとなっており“Teton”の構成と非常に似ているため、HUAWEI Mate XとHUAWEI Mate Xsの後継機は大きく姿を変えるでしょう。HUAWEIが外側に折りたたむ構造をやめるのであれば、2020年9月に発表したRoyole FlexPai 2を開発しているRoyoleのみが採用を続けることになりそうです。ちなみに“Teton”の最終的な商用製品における名称はHUAWEI Mate X2が第一候補となっています。