Meizuは4月17日に開催した「魅族 17 mSmart 5G 快省穏技術分享会」で、スマートフォンにおける5G通信に関する技術の「mSmart 5G 快省穏技術」を発表しました。
CMOの万志強(Wan Zhiqiang)氏がプレゼンターを務め、「mSmart 5G 快省穏技術」の発表を進めていきます。
「mSmart 5G 快省穏技術」の第一の機能として、特許として取得しているクラウド同期を利用した基地局の予測とシグナルチェックを行い、Meizu 17はより早く安定して5Gネットワークに接続ができるようです。更にこの技術によって20分の動画をダウンロードもしくはストリーミングで視聴する場合、ダウンロードは1分間、その後の19分間は動画を視聴だけになるようです。快速な技術は、省電力にも影響を与えます。
第二の機能として、mSmart 5G機能をオンにしてユーザーの8時間の5G通信環境の連続使用をシミュレートしたところ、そのモードを搭載していない競合他社と比較して省電力効果は64%上昇し、省電力性をアピール。更にネットワーク速度を犠牲にすることなく1000以上のシナリオの使用を最適化することが可能です。この省電力性はmSmart 5G AI省電力エンジンによって高い効果を実現しており、万志強(Wan Zhiqiang)氏は「mSmart 5G AI省電力エンジンは、他に類を見ない5Gのパワーコントロールを実現します。」と強調し、mSmart 5Gの有用性をアピールしています。
この機能の素晴らしいところは、5G通信の待機時は4G通信の待機時に比べて消費電力が高いため、使用しないときには自動で4G通信に切り替え、必要なときに5G通信に自動で切り替えるAI機能を利用している点です。
第三の機能は、今自分がどの場所にいるか判断し、地下鉄に最適化したモード、高速鉄道に最適化したモード、高速道路に最適化したモードを備え、より安定したネットワーク接続を確保することが出来ます。
更に自動でSIMカードを切り替える機能を備え、通話中にネットワークが途切れること無く常に最高品質のネットワークに接続できることを保証しています。
更にMeizuはWi-Fi 6に関する説明を始め、Dual Wi-Fi(2.4GHz Wi-Fi+5GHz Wi-Fi)だけでなく2.4GHz Wi-Fi+5GHz Wi-Fi+5Gモバイルネットワークを同時に接続出来る技術を取得しているので、Meizu 17をCPE(Customer Premises Equipment/顧客構内設備)として利用できると発表。スマートフォンがCPEになるため、わざわざCPEを買う余分なお金は必要がなくなるようです。
Meizu 17はSnapdragon X55 5G Modemを採用し、最大2457Mbpsのダウンロードが可能になっています。更にWi-Fi 6を利用した最大速度は4151Mbpsにも上り、更に安定性も高いと発表しています。
ちなみにこの「mSmart 5G 快省穏技術」は競合他社に提供できると発表しており、Meizuだけの技術にはしないようです。ただ、この技術を採用した第一のスマートフォンはMeizu 17であると発表しており、この技術を早くに体験できるのはMeizu 17を購入したユーザーとなるようです。