AnTuTuベンチマークやAITuTuベンチマークを提供しているAnTuTuが、Meizuが4月に発表予定の旗艦シリーズスマートフォンのMeizu 16sのベンチマークスコアを公開しました。
AnTuTuは未発表製品のベンチマークスコアを公開することは多々あり、更に信憑性も高いです。過去にはHiSilicon Kirin 980を搭載したHuawei Mate 20シリーズが発表前にスコアが公開されています。
AnTuTuによるとMeizu 16sではないかと予想されているデバイス名はalps m1971、スペックはQualcomm Snapdragon 855、Android 9 Pie、RAM 6GB、内蔵ストレージ 128GB、画面解像度は2232x1080(FHD+)となっています。この他2000万画素のフロントカメラ、4800万画素のメインカメラの搭載も確認しているようです。
スコアは総合性能のみ公開されており、357,975点です。このスコアは同SoCを搭載したXiaomi Mi 9が371,849点、Lenovo Z5 Pro GTが353,469点なので間違いなくSnapdragon 855を搭載していることがわかります。
今回公開されたスコアは先日Geekbenchに姿を表したものと全く同じデバイスです。m1971はコードネームで型番に直すとM971Qとなります。このM971Qの従来機はM872Qの型番を持つMeizu 16 X、M871Qの型番を持つMeizu M15が該当し、これらにはMeizu 16th/16th Plus、Meizu 15/15 Plusといった上位モデルが存在していますので、M971Qは廉価モデルになると考えていました。しかし、Snapdragon 855を搭載した機種が廉価モデルというのは常識的に考えてありえなく、おそらくCEOの黄章(Jack Wong)氏が以前に情報を公開したゲーミングスマートフォンとなるMeizu 16T(T=Turbo)なのではないかと考えていましたが、これもどうやら違うようです。
型番規則というのは意外と重要で、基本的に多くの企業は自社が制定した法則の則って新機種を開発しています。今まで作ってきた規則を破ってまで新機種を開発するということは、よほどの自信があると伺えます。
ちなみにCEOによるとMeizu 16sの他に、大画面モデルのMeizu 16s Plus、ゲーミングスマートフォンのMeizu 16Tを開発していることが明らかになっています。今のところMeizu 16sのみ存在を明かしていますが、後の2機種はいつ姿を現すでしょうか。