Android OSを開発・提供しているGoogleが最新OSとしてAndroid 9 Pieを日本時間の8月7日に正式発表しました。Android “9” Pieとして発表されていますが、URLには“pie-9-0”という表記が見られるので、マイナーアップデートがあればAndroid 10ではなくAndroid 9.1になると考えています。
Android 9 Pieは機械学習をメインとしたOSに仕上がり、アプリやサービスの利用頻度によって消費電力に優先順位をつけてバッテリー利用を効率化するAdaptive Battery機能や環境に応じてディスプレイ光度を自動的に調整するAdaptive Brightness機能を搭載しています。
この他にはUIにも変化が見られ、今まではバックホームタスクのナビゲーションバーが表示されていましたが、基本的にはホームのみの表示で場合に応じてバックや画面の回転が表示されるようになりました。
今回8月7日に発表されたAndroid Pですが、Androidを利用してスマートフォンの開発を行っているMEIZUがいつ採用をするのかを勝手に予想したいと思います。
今現在、MEIZUに搭載されている最新のAndroid OSはAndroid 7.x Nougatで、明日の8月8日に発表されるMeizu 16シリーズがAndroid 8.x Oreoの“初搭載機”となります。実質的に2世代遅れていることになり、この様なベンダーは少ないと考えています。更に過去にはMediaTek Helio P20を搭載したMeizu M2 EとMeizu M3XをAndroid Nにアップグレードすると発表しましたが、結局MediaTekが原因でアップグレードが不可能という声明を出し、出荷時からOSアップグレードが行われないまま生涯を終えるであろうスマートフォンも存在しています。
これほどまでにAndroid OSのアップグレードに力を入れていないMEIZUなので、Android Pを搭載したスマートフォンがリリースされるのは来年の今頃で、GoogleはAndroid Qを発表済みとなる最低最悪のシナリオになるでしょう。
MEIZUはQualcomm製SoCを採用する前はMediaTek製SoCの他にSAMSUNG製SoCを採用し、あのSAMSUNGがBSP(Board Support Package)を提供しないわけがなく、やる気があればSAMSUNG製SoCを搭載したスマートフォンのみOSアップグレードをすることも可能なはずなので、MEIZUにはOSアップグレードに関心がないという前提で書いています。更に、“タイミング”の話であれば新シリーズの第一弾となるMeizu 15シリーズをAndroid Oの初搭載機として発表することも出来たと思います。それをしなかったのはやっぱり興味関心がないのでしょう。
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